新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕を延期しているプロ野球。2005年から続く交流戦が中止となるなど異例な状況のなか、日本野球機構(NPB)は6月開幕に向けて競技している。各球団はチーム練習の中断を余儀なくされ、選手個人で自主練習を行い、開幕の日に向けて調整を続けている。
今回DAZN NEWSでは、2018年シーズンのセ・リーグを振り返り、各賞の受賞者を紹介していく。
2018年セ・リーグ総評
球団史上初の3連覇に貢献した広島ナインが各賞を受賞
2018年シーズンのセ・リーグは、広島東洋カープが3連覇を達成。MVPは前年と同様に丸佳浩外野手が初受賞した。125試合に出場し、132安打、39本塁打、97打点、打率.306の成績を残している。特筆すべきは本塁打数で、前年の23本から大きく数字を伸ばしてキャリアハイを達成した。最優秀新人賞には横浜DeNAベイスターズのルーキー・左腕である東克樹が選出された。24試合に登板し11勝5敗と貯金を大きく作った。投球回すうは154回で、自責点42、防御率2.45と安定した成績を残している。
ベストナインには、優勝した広島から會澤翼捕手、丸、鈴木誠也外野手の3人が選出された。そのほか、読売ジャイアンツからは菅野智之投手、坂本勇人内野手が受賞。一塁手部門では中日ドラゴンズのビシエド内野手が初受賞し、二塁手は東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手、三塁手はDeNAの宮崎敏郎内野手が受賞となった。また、外野手の残り1枠はDeNAの外外野手が初受賞している。
守備の名手に送られるゴールデングラブ賞は、3年連続3度目の菅野と、初受賞の阪神タイガース・梅野隆太郎捕手のバッテリー。一塁手はDeNAからロペス内野手、二塁手は6年連続6度目の広島・菊池涼介内野手、三塁手は宮崎敏郎内野手、遊撃手には田中広輔内野手が選ばれた。外野手には丸の他に、中日から大島洋平外野手と平田良介外野手が選ばれている。
各個人賞の投手部門では、最多勝に15勝をあげた広島の大瀬良大地と菅野がダブル受賞。菅野は最優秀投手賞、奪三振王の3冠、大瀬良は最高勝率の2冠を達成している。セーブ王にはDeNAの山﨑康晃投手が初受賞。最優秀中継ぎには42HP(ホールドポイント)のヤクルト・近藤一樹投手が初受賞となっている。打撃部門では、ビシエドが首位打者と最多安打の2冠を達成。本塁打王にはソト、打点王にはヤクルトのバレンティン外野手と外国人選手の活躍が目立った。最高出塁率は丸、盗塁王には山田が輝いている。
連盟特別表彰では、球団初の3連覇に導いた緒方孝市監督が最優秀監督賞を受賞。また、3度目のトリプルスリーを達成した山田にはリーグ特別賞が授与されている。そのほか、新井貴浩(広島)、杉内俊哉(巨人)、山口哲也(巨人)、岩瀬仁紀(中日)、荒木雅博(中日)には、これまでの貢献を称えて功労賞が送られた。さらに中日の先発ローテーションの一角として見事復帰を果たした松坂大輔にはカムバック賞が授与されている。
最優秀選手賞
名前 | 丸佳浩 | 所属 | 広島 |
試合 | 125 | 安打 | 132 |
本塁打 | 39 | 打点 | 97 |
四球/死球 | 130/3 | 打率 | .306 |
長打率 | .627 | 出塁率 | .468 |
最優秀新人賞
名前 | 東克樹 | 所属 | DeNA |
登板 | 24 | 勝利 | 11 |
敗北 | 5 | 勝率 | .688 |
投球回 | 154 | 失点 | 45 |
自責点 | 42 | 防御率 | 2.45 |
ベストナイン
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 2年連続3度目 |
捕手 | 會澤翼 | 広島 | 2年連続2度目 |
一塁手 | ビシエド | 中日 | 初受賞 |
二塁手 | 山田哲人 | ヤクルト | 2年ぶり4度目 |
三塁手 | 宮崎敏郎 | DeNA | 2年連続2度目 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 | 2年ぶり4度目 |
外野手 | 丸佳浩 | 広島 | 3年連続4度目 |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 | 3年連続3度目 |
外野手 | ソト | DeNA | 初受賞 |
ゴールデングラブ賞
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 3年連続3度目 |
捕手 | 梅野隆太郎 | 阪神 | 初受賞 |
一塁手 | ロペス | DeNA | 3年連続4度目 |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 | 6年連続6度目 |
三塁手 | 宮崎敏郎 | DeNA | 初受賞 |
遊撃手 | 田中広輔 | 広島 | 初受賞 |
外野手 | 丸佳浩 | 広島 | 6年連続6度目 |
外野手 | 大島洋平 | 中日 | 2年ぶり6度目 |
外野手 | 平田良介 | 中日 | 初受賞 |
投手表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
最優秀防御率 | 菅野智之 | 巨人 | 防御率2.14 | 3年連続4度目 |
勝率第一位 | 大瀬良大地 | 広島 | 勝率.682 | 初受賞 |
最多勝利 | 大瀬良大地 | 広島 | 15勝 | 初受賞 |
最多勝利 | 菅野智之 | 巨人 | 15勝 | 2年連続2度目 |
最多セーブ | 山﨑康晃 | DeNA | 37セーブ | 初受賞 |
最優秀中継ぎ | 近藤一樹 | 日本ハム | 42HP | 初受賞 |
最多奪三振 | 菅野智之 | 巨人 | 200奪三振 | 2年ぶり2度目 |
打者表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
首位打者 | ビシエド | 中日 | 打率.348 | 初受賞 |
最多安打 | ビシエド | 中日 | 178本 | 初受賞 |
最多本塁打 | ソト | DeNA | 41本 | 初受賞 |
最多打点 | バレンティン | ヤクルト | 131打点 | 初受賞 |
最高出塁率 | 丸佳浩 | 広島 | 出塁率.468 | 初受賞 |
最多盗塁 | 山田哲人 | ヤクルト | 44盗塁 | 2年ぶり3度目 |
特別表彰
タイトル | 名前 | 所属 |
---|---|---|
最優秀監督賞 | 緒方孝市 | 広島 |
リーグ特別賞 | 山田哲人 | ヤクルト |
功労賞 | 新井貴浩 | 広島 |
功労賞 | 杉内俊哉 | 巨人 |
功労賞 | 山口哲也 | 巨人 |
功労賞 | 岩瀬仁紀 | 中日 |
功労賞 | 荒木雅博 | 中日 |
カムバック賞 | 松坂大輔 | 中日 |
関連記事
- 【2017年表彰選手】54セーブの新記録を樹立したサファテがMVP | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2017年表彰選手】171安打で連覇貢献の丸佳浩が初のMVP | プロ野球(セ・リーグ編)
- 【2018年表彰選手】10年ぶりのリーグ制覇に貢献した本塁打王の山川穂高が初MVP | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2018年表彰選手】3連覇の立役者・丸佳浩が2年連続MVP | プロ野球(セ・リーグ編)
- 【2019年表彰選手】森友哉が初のMVP!山賊打線がタイトルを総なめに | プロ野球(パ・リーグ編)
- 【2019年表彰選手】5年ぶりの優勝に貢献した坂本勇人が初のMVP | プロ野球(セ・リーグ編)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?