12月17日に『NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD』が行われ、セ・リーグの最優秀選手賞(MVP)、新人王、ベストナイン、各個人賞を受賞した選手たちが表彰された。ゴールデングラブ賞は18日に発表される。
2020年セ・リーグ総評
菅野智之が日本記録となる開幕13連勝を達成
2020シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オープン戦が史上初となる無観客で行われ、3月20日に予定されていた開幕戦が延期した。3カ月遅れの6月19日にようやく新シーズンをスタートさせたが、オープン戦同様にシーズン序盤は無観客開催で行われ、セ・パ交流戦、オールスターゲームの中止など通常とは異なるシーズンとなった。
異例のシーズンとなったなか、セ・リーグは原辰徳監督率いる読売ジャイアンツが2年連続38回目のリーグ制覇を達成した。リーグMVPに輝いたのは巨人優勝の原動力となった菅野智之。開幕から13連勝の日本記録を達成した菅野は、20試合に登板し14勝2敗、防御率1.97と圧巻の成績を残して、6年ぶり2度目の栄冠に輝いた。
また新人賞には広島東洋カープの森下暢仁が輝いた。6月28日に行われた中日ドラゴンズ戦でプロ初勝利を手にすると、その後はルーキーながらに先発ローテーションを任されて18試合に登板し10勝3敗、防御率1.91の好成績を残してシーズンを終えた。
ベストナインには優勝した巨人から菅野智之、大城卓三、岡本和真、坂本勇人、丸佳浩が選出され、両リーグ合わせて最多となっている。その他、広島から菊池涼介と鈴木誠也、東京ヤクルトスワローズから村上宗隆、横浜DeNAベイスターズから佐野恵太が選ばれている。9選手中、4選手が初受賞となった。
各個人賞は投手部門で大野雄大が最優秀防御率投手賞と最多三振奪取投手賞の2冠を達成。菅野も勝率第一位投手賞と最多勝利投手賞の2冠を達成した。打者部門では岡本が最多本塁打賞、最多打点賞の2冠を達成。村上は最高出塁率者賞を受賞するなど若い選手たちが活躍したシーズンだった。
連盟特別表彰では、巨人を優勝に導いた原辰徳監督が最優秀監督賞を受賞。プロ野球新記録となった開幕13連勝を達成した菅野と、史上初となる二塁手での守備率10割を達成した菊池にはリーグ特別賞が贈られた。
最優秀選手賞
名前 | 菅野智之 | 所属 | 巨人 |
登板 | 20 | 勝敗 | 14勝2敗 |
セーブ | 0 | ホールド | 0 |
投球回 | 137.1 | 四球 | 25 |
奪三振 | 131 | 防御率 | 1.97 |
最優秀新人賞
名前 | 森下暢仁 | 所属 | 広島 |
登板 | 18 | 勝敗 | 10勝3敗 |
セーブ | 0 | ホールド | 0 |
投球回 | 122.2 | 四球 | 32 |
奪三振 | 124 | 防御率 | 1.91 |
ベストナイン
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 2年ぶり4度目 |
捕手 | 大城卓三 | 巨人 | 初受賞 |
一塁手 | 村上宗隆 | ヤクルト | 初受賞 |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 | 3年ぶり2回目 |
三塁手 | 岡本和真 | 巨人 | 初受賞 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 | 3年連続6度目 |
外野手 | 佐野恵太 | DeNA | 初受賞 |
外野手 | 丸佳浩 | 巨人 | 5年連続6度目 |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 | 5年連続5度目 |
ゴールデングラブ賞
ポジション | 名前 | 所属 | 回数 |
---|---|---|---|
投手 | 菅野智之 | 巨人 | 2年ぶり4度目 |
捕手 | 梅野隆太郎 | 阪神 | 3年連続3度目 |
一塁手 | D.ビシエド | 中日 | 初受賞 |
二塁手 | 菊池涼介 | 広島 | 3年ぶり2回目 |
三塁手 | 高橋周平 | 中日 | 2年連続2度目 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 | 2年連続4度目 |
外野手 | 鈴木誠也 | 広島 | 2年連続4度目 |
外野手 | 大島洋平 | 中日 | 3年連続8度目 |
外野手 | 青木宣親 | ヤクルト | 9年ぶり7度目 |
投手表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
最優秀防御率投手賞 | 大野雄大 | 中日 | 防御率1.82 | 2年連続2度目 |
勝率第一位投手賞 | 菅野智之 | 巨人 | 勝率.875 | 初受賞 |
最多勝利投手賞 | 菅野智之 | 巨人 | 14勝 | 2年ぶり3度目 |
最多セーブ投手賞 | R.スアレス | 阪神 | 25セーブ | 初受賞 |
最優秀中継ぎ投手賞 | 祖父江大輔 | 中日 | 30HP | 初受賞 |
最優秀中継ぎ投手賞 | 福敬登 | 中日 | 30HP | 初受賞 |
最優秀中継ぎ投手賞 | 清水昇 | ヤクルト | 30HP | 初受賞 |
最多三振奪取投手賞 | 大野雄大 | 中日 | 148奪三振 | 初受賞 |
打者表彰
タイトル | 名前 | 所属 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|---|
首位打者賞 | 佐野恵太 | DeNA | 打率.328 | 初受賞 |
最多安打者賞 | 大島洋平 | 中日 | 146本 | 2年連続2度目 |
最多本塁打者賞 | 岡本和真 | 巨人 | 31本 | 初受賞 |
最多打点者賞 | 岡本和真 | 巨人 | 97打点 | 初受賞 |
最高出塁率者賞 | 村上宗隆 | ヤクルト | 出塁率.427 | 初受賞 |
最多盗塁者賞 | 近本光司 | 阪神 | 31盗塁 | 2年連続2度目 |
特別表彰
タイトル | 名前 | 所属 |
---|---|---|
最優秀監督賞 | 原辰徳 | 巨人 |
リーグ特別賞 | 菅野智之 | 巨人 |
リーグ特別賞 | 菊池涼介 | 広島 |
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過去の表彰
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