9月30日、東京ヤクルトスワローズの坂口智隆が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
38歳の坂口は2002年ドラフト1巡目で神戸国際大付高から大阪近鉄バファローズに入団。1年目に初安打を放つと、オリックス・バファローズ時代の2008年からレギュラーに定着、2011年には175安打で最多安打のタイトルを獲得。2016年からヤクルトでプレーしていた。
20年間で通算1544試合に出場し、1525安打、打率.278、38本塁打、418打点、85盗塁という成績を残し、4度のゴールデングラブ賞に輝いた。NPBの現役では最後の近鉄出身の選手。
会見ではまず「寂しい思いはありますが、自分で決断したことなので、最後まで野球をやり切って、次のステージに向かえればと思います」と現在の心境についてコメント。
「ここ何年かは怪我もありましたし、成績も振るわない時があって、覚悟しながらの一年でした。体はまだ動きますし、『まだ、ある程度はやれるんじゃないか?』と思い始めた時に、自分は試合に出たい、レギュラーを取りたいという思いで、プロで20年間やってきたので、野球に対して、そういう気持ちで向き合ってしまっているのは違うんじゃないかと思い、決断しました」と今回の決断について語った。
さらに「自分に関わってくれた家族、仲間、ファンの皆様です。怪我も多かったので、トレーナーさんや治療をしてくれた人たちのおかげでやってこられたと思います。球団の裏方さんたちのおかげで、グラウンドに立つことができていたので、僕を支えてくれた皆に感謝したいと思います」と関係者への感謝を口にした。
今後については「辞めるとなっても野球は好きですし、死ぬまで野球と関わっていたいと思うので、これから野球を見るときは、勉強するつもりで見ようと思います」と、これからも野球に関わり続けていく意気込みをみせた。
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