12月1日、埼玉西武ライオンズが呉念庭内野手の退団を発表した。
台湾出身の呉は岡山共生高から第一工業大を経て2015年ドラフト7位で西武に入団した内野手。1年目から43試合に出場すると、6年目の2021年には自己最多となる130試合に出場し、初の規定打席に到達した。しかしレギュラー定着はならず、今季は41試合出場に止まっていた。
8年間で通算382試合に出場、打率.224(981打数220安打)、16本塁打、108打点の成績だった。
今後は台湾に帰郷するという。
呉は球団を通じコメントを発表した。
●呉念庭
今シーズンをもって、8年間在籍した埼玉西武ライオンズを退団いたします。ライオンズには、2016年から2023年の8年間在籍し、監督・コーチをはじめ、選手、スタッフの皆さん、関係者の皆さま、いつも声援を送ってくれた大勢のファンの心強いサポートのおかげで、厳しいプロ野球の世界で今日までやってこられました。私を、心身共に成長させてくれた皆さまに、深く感謝を申し上げます。
「日本でプロ野球選手になる。」そんな夢を見ていた少年野球時代の私に、信じられないくらいのたくさんの夢を、ライオンズで叶えさせてもらいました。
シーズン終了後に、球団と話し合い、新しい目標と挑戦のために、日本を離れる決意をしました。最後まで、親身になって、私の選択を尊重してくれたライオンズに、感謝の念に堪えません。まだ将来のことは分かりませんが、感謝の気持ちと積極的に挑む姿勢をもって、ライオンズでの経験を糧に台湾でより一層精進していきます。
最後に、私はライオンズを離れることになりますが、引き続き、この球団に熱い声援をどうぞよろしくお願いします。私と出会ってくれた全ての皆さまへ、本当に本当にありがとうございました。
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