ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2023年大会が、3月に開幕する。
本記事では、WBCアメリカ代表のチーム紹介、メンバーリスト、注目選手、試合予定などを詳しく紹介していく。
アメリカ代表|チーム紹介
世界最高のリーグであるMLBを有するアメリカは、第1回大会から4大会連続でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の本戦に出場している。
第1回大会から第3回大会までは優勝候補に挙げられながらも決勝にすら進めなかった。しかし前回大会である第4回大会で悲願の初優勝を飾りった。今大会では2連覇に向けてMVPを3度受賞しているマイク・トラウト(エンゼルス)を主将に据え、豪華メンバー揃えてきた。
野手ではトラウト以外にもポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)のふたりがMVPプレーヤー。
その他にも10年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているノーラン・アレナド(カージナルス)や昨シーズンの首位打者ジェフ・マクニール(メッツ)らタイトルホルダーがずらりと並ぶ。
投手はメンバー発表後にサイ・ヤング賞を3度受賞しているクレイトン・カーショー(ドジャース)とネスター・コルテス(ヤンキース)が不出場となったことで野手と比べるとやや迫力不足かもしれない。
とはいえ通算195勝で昨シーズン11勝を挙げたアダム・ウェインライト(カージナルス)、8度の2桁勝利を誇るランス・リン(ホワイトソックス)ら実績のある投手が揃った。
またNPBで活躍した実績もあるマイルズ・マイコラス(カージナルス)とニック・マルティネス(パドレス)も先発候補として名を連ねている。
中継ぎ陣は4年間で158試合に登板し防御率2.03のデビン・ウイリアムズ(ブリュワーズ)や、昨シーズン33セーブを挙げ世界一に大きく貢献したライアン・プレスリー(アストロズ)らが控えている。
チーム全体を見ると先発投手陣がやや見劣りするも、圧倒的な打線で序盤から主導権を握ることができれば、大会2連覇は決して夢物語ではない。
アメリカ代表メンバーリスト
【投手】
背番号 | 名前 | チーム | 投打 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|
0 | アダム・オッタビーノ Adam Ottavino | ニューヨーク・メッツ | 右投両打 | 1985/11/22 |
21 | カイル・フリーランド Kyle Freeland | コロラド・ロッキーズ | 左投左打 | 1993/5/14 |
22 | ニック・マルティネス Nick Martinez | サンディエゴ・パドレス | 右投左打 | 1990/8/5 |
25 | ブルックス・レイリー Brooks Raley | タンパベイ・レイズ | 左投左打 | 1988/6/29 |
29 | メリル・ケリー Merrill Kelly | アリゾナ・ダイヤモンドバックス | 右投右打 | 1988/10/14 |
33 | ランス・リン Lance Lynn | シカゴ・ホワイトソックス | 右投両打 | 1987/5/12 |
38 | デビン・ウィリアムズ Devin Williams | ミルウォーキー・ブルワーズ | 右投右打 | 1994/9/21 |
39 | マイルズ・マイコラス Miles Mikolas | セントルイス・カージナルス | 右投右打 | 1988/8/23 |
47 | ジェイソン・アダム Jason Adam | タンパベイ・レイズ | 右投右打 | 1991/8/4 |
49 | ケンドール・グレイブマン Kendall Graveman | シカゴ・ホワイトソックス | 右投右打 | 1990/12/21 |
50 | アダム・ウェインライト Adam Wainwright | セントルイス・カージナルス | 右投右打 | 1981/8/30 |
51 | ブレイディ・シンガー Brady Singer | カンザスシティ・ロイヤルズ | 右投右打 | 1996/8/4 |
52 | ダニエル・バード Daniel Bard | コロラド・ロッキーズ | 右投右打 | 1985/6/25 |
53 | デビッド・ベッドナー David Bednar | ピッツバーグ・パイレーツ | 右投左打 | 1994/10/10 |
55 | ライアン・プレスリー Ryan Pressly | ヒューストン・アストロズ | 右投右打 | 1988/12/15 |
【捕手】
背番号 | 名前 | チーム | 投打 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|
10 | JT・リアルミュート J.T. Realmuto | フィラデルフィア・フィリーズ | 右投右打 | 1991/3/18 |
16 | ウィル・スミス Will Smith | ロサンゼルス・ドジャース | 右投右打 | 1995/3/28 |
66 | カイル・ヒガシオカ Kyle Higashioka | ニューヨーク・ヤンキース | 右投右打 | 1990/4/20 |
【内野手】
背番号 | 名前 | チーム | 投打 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|
7 | ティム・アンダーソン Tim Anderson | シカゴ・ホワイトソックス | 右投右打 | 1993/6/23 |
8 | トレイ・ターナー Trea Turner | ロサンゼルス・ドジャース | 右投右打 | 1993/6/30 |
15 | ボビー・ウィットJr. Bobby Witt Jr. | カンザスシティ・ロイヤルズ | 右投右打 | 2000/6/14 |
20 | ピート・アロンソ Pete Alonso | ニューヨーク・メッツ | 右投右打 | 1994/12/7 |
28 | ノーラン・アレナド Nolan Arenado | セントルイス・カージナルス | 右投右打 | 1991/4/16 |
46 | ポール・ゴールドシュミット Paul Goldschmidt | セントルイス・カージナルス | 右投右打 | 1987/9/10 |
【外野手】
背番号 | 名前 | チーム | 投打 | 生年月日 |
---|---|---|---|---|
1 | ジェフ・マクニール Jeff McNeil | ニューヨーク・メッツ | 右投左打 | 1992/4/8 |
3 | ムーキー・ベッツ Mookie Betts | ロサンゼルス・ドジャース | 右投右打 | 1992/10/7 |
12 | カイル・シュワーバー Kyle Schwarber | フィラデルフィア・フィリーズ | 右投左打 | 1993/3/5 |
27 | マイク・トラウト Mike Trout | ロサンゼルス・エンゼルス | 右投右打 | 1991/8/7 |
30 | カイル・タッカー Kyle Tucker | ヒューストン・アストロズ | 右投左打 | 1997/1/17 |
31 | セドリック・マリンズ Cedric Mullins | ボルチモア・オリオールズ | 左投左打 | 1994/10/1 |
アメリカ代表|注目選手|マイク・トラウト(エンゼルス)
(C)Getty Images
アメリカ代表の注目選手はなんといっても主将であり外野の要である中堅を守ることが濃厚なトラウトだ。大谷翔平のチームメートとしても知られているトラウトは、昨シーズンまでに通算1407試合の出場で打率.303、350本塁打、896打点、204盗塁の成績を残している。
通算成績が表すとおり走攻守揃っている選手だが、近年はパワー型にシフトしている。
昨シーズンは腰痛での欠場が響き119試合の出場にとどまったものの、大谷(157試合/34本塁打)を上回る40本塁打を記録。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の62本には大きく離されたものの、アメリカン・リーグ2位の本塁打数だった。
一方で2019年の11盗塁を最後に2桁盗塁はなく、昨シーズンもわずか1盗塁に終わっている。
今大会でも主軸として一発を含む長打で走者を還す役割が期待される。
アメリカ代表|試合日程・放送予定
日時 | 対戦カード | 放送・配信予定 |
---|---|---|
3/12(日)11:00 | 【プールC第1戦】イギリス vs アメリカ | テレビ: J SPORTS 4 ネット: J SPORTSオンデマンド[Amazon無料あり] |
3/13(月)11:00 | 【プールC第2戦】メキシコ vs アメリカ | テレビ: J SPORTS 4 ネット: J SPORTSオンデマンド[Amazon無料あり] |
3/14(火)11:00 | 【プールC第3戦】カナダ vs アメリカ | テレビ: J SPORTS 4 ネット: J SPORTSオンデマンド[Amazon無料あり] |
3/16(木)11:00 | 【プールC第4戦】アメリカ vs コロンビア | テレビ: J SPORTS 4 ネット: J SPORTSオンデマンド[Amazon無料あり] |
3/19(日)8:00 | 【準々決勝】アメリカ vs ベネズエラ | テレビ: J SPORTS 4 ネット: J SPORTSオンデマンド[Amazon無料あり] |
3/20(月)8:00 | 【準決勝】キューバ vs アメリカ | テレビ:なし ネット:Amazonプライムビデオ[30日無料体験] |
3/22(水)8:00 | 【決勝】アメリカ vs 日本 | テレビ:テレビ朝日系列 ネット:Amazonプライムビデオ[30日無料体験] |
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