新型コロナウイルスが都市部で急速に拡大している事態を受けて、日本政府は4月7日、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県を対象に緊急事態宣言を発令した。
安倍晋三総理大臣は「緊急事態を宣言しても海外で見られるような『都市封鎖(=ロックダウン)』を行うものではなく、公共交通機関など必要な経済社会サービスは可能なかぎり維持しながら、『密閉』、『密集』、『密接』の3つの密を防ぐことなどで、感染拡大を防止していく対応に変わりはない」としているが、緊急事態宣言の発令による『自粛』で今まで以上に行動が制限されることになるだろう。
スポーツ業界は、様々なイベントの延期や中止により甚大な影響が出ている。今回の宣言を受けて、各スポーツの影響をまとめた。
サッカー
日本サッカー協会(JFA)
7日、5月末まで全ての主催事業(トレーニング、講習会、研修会、視察等)を延期または中止すると発表。また、第100回天皇杯全日本選手権や高円宮杯U-18プレミアリーグなどの競技会については延期することが決まった。
Jリーグ
8日、4月25日以降に開催予定だった、2020明治安田生命Jリーグおよび2020Jリーグ YBC ルヴァンカップの開催を延期することを決定した。対象はJ1リーグ27試合(第13〜15節)、J2リーグ55試合(第13〜17節)、J3リーグ36試合(第7〜10節)、ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦の5試合。なお、5月30日以降の試合開催については現時点で未定となっている。
野球
日本野球機構(NPB)
日本野球機構は7日、緊急事態宣言を受けて斉藤惇コミッショナーのコメントを掲載。「ファンの皆様と一体となって艱難を乗り切り、国民的スポーツであるプロ野球として、歓喜に満ちたパフォーマンスを披露できる日を再び実現すべく努力して参ります」と宣言した。また、パシフィックリーグの試合日程が一部変更となり、秋田県や静岡県、沖縄県などの地方球場開催予定だった12試合が変更となっている。
ラグビー
日本ラグビーフットボール協会(JRFU)
すでに第21回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会など様々な活動が中止となっている。ラグビー日本代表については、7月にイングランド代表とのテストマッチ(大分、兵庫)を予定している。現時点で正式な発表はないが、イギリス『インディペンデント』によると緊急事態宣言を受けて中止される可能性が高いようだ。
ジャパンラグビートップリーグ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月23日に大会の中止が決定。第57回日本ラグビーフットボール選手権大会も中止が決まっている。
バスケットボール
Bリーグ
3月27日に2019-20シーズンの全試合中止を発表。
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