シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が、3日に自身のYouTubeチャンネル『Yu Darvish』を更新。新型コロナウイルスの蔓延を受けて、アメリカの現状や今後考えられるヘイト、銃社会への不安を口にするとともに、同じように不安を抱える世界に向けたメッセージを送っている。
ダルビッシュは「アメリカにいて感じる2つの恐怖と今できること」のタイトルで動画をアップ。現在はアリゾナでキャッチボールなどの簡単なトレーニングを続けているようで、ほかにはゲーミングPCを設置するなどゲームや動画作成に関する勉強も並行して行っているという。
アリゾナ州の新型コロナウイルスの感染状況については「まだそこまで感染が広がっていないと思います。パニックな状況ではない」。さらにゴルフ場が多い、アリゾナ州らしく「年配の方たちが集まってやっている」ようだ。
スーパーに関しても「最初は(物が)ないこともあったようですが、今は普通に肉など食材はある」ようで「物によってはダメなものもありますが、基本的に制限はない」と購入制限は設けられていないほど物資は安定して供給されている。
現状は比較的に落ち着いているようだが、問題もあるようでその一つが「アジア系アメリカ人やアジア人に対してのヘイト(差別)」。「もともとアジア人に対しての偏見はある」と日常的に差別があるようで「こういう時にここぞとばかりに言ってくるのかな」と、日頃よりもさらに強いヘイト行動が行われているようだ。
そしてもう一つが「銃社会」。ダルビッシュによると「今は大丈夫」のようだが「これが1年や2年と続いて食材もない、仕事もない、お金もないとなった時に銃で脅して強奪するようなことがないともいえない」とアメリカならではの問題を感じているようだ。
そういった不安が付きまとう状況だが、今だからこそ他人のことを考えられる心の余裕を持つことが大事だと言う。
「自分以外の方がこの世界には住んでいて、それぞれの生活があって、大切な人、大切な物がある。そのなかで僕もですが、人間は自分のことを考えます。ただ、その比率が100%になるとダメ。誰かのことを考えられる隙間を作っておくことを生きていく上で大事にしています」
最後に、ダルビッシュは「ネガティブなことばかり言っていても前に進めない。ポジティブな部分を少し残して、それを少しずつ大きくして欲しい」と語っている。
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