監督キャリアを歩み始めたジョゼップ・グアルディオラの下、バルセロナBは2007-08シーズンにテルセーラ・ディビシオン(4部)からセグンダ・ディビシオンB(実質3部)に昇格した。当時の選手たちは今? 2020年4月18日、スペイン『マルカ』が現在を追跡した。
セグンダB昇格から13年近くの歳月が流れ、今もバルサに所属するのはセルヒオ・ブスケツのみとなった。ラ・リーガ8回、コパ・デル・レイ6回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3回、W杯1回、欧州選手権1回などの優勝歴を誇るセントラルMFは、07-08シーズンのバルサBのみならず、ペップの全ての教え子たちの中でも屈指の出世頭だろう。
カンテラ時代の登録名は「ペドリート」だったペドロもまた、バルサのトップチームで輝いた。チェルシーに移籍する15年夏までに、ラ・リーガ6回、コパ・デル・レイ3回、CL3回など数々のタイトル獲得に貢献。スペイン代表としても世界と欧州の頂点に立った。
バルサで大成しなかったものの、恩師のペップ率いるバイエルンで飛躍を遂げ、現在もドイツ王者の主軸として活躍するのはチアゴ・アルカンタラ。魔法のようなボールテクニックはそのままに、1対1のカルチャーが根付くドイツサッカーで揉まれ、ハードな対人守備も得意とするモダンなセントラルMFとして異彩を放っている。
一方で、将来を嘱望されたガイ・アスリンやジョナタン・ドス・サントスは現在、それぞれルーマニアとアメリカでプレー。また、カデーテ(U-15)ではリオネル・メッシやセスク・ファブレガス、ジェラール・ピケらとともに中心メンバーだったビクトル・バスケスはベルギー、メキシコ、カナダを渡り歩き、中東カタールに辿り着いている。
2007-08シーズン バルセロナB選手一覧
Pos. 選手名(年齢) | 現所属クラブ |
GK オイエル・オラサバル(31歳) | エスパニョール |
GK ダニエル・プランチェリア(33歳) | 引退 |
GK パウ・トーレス(33歳) | リェイダ・エスポルティウ(ESP3部) |
DF アルベルト・ボティア(31歳) | アル・ワハダ(UAE) |
DF マルク・バリエンテ(33歳) | スポルティング・ヒホン(ESP2部) |
DF ジェフリー・ホーヘルフォルスト(36歳) | 引退 |
DF チコ・フローレス(33歳) | 引退 |
DF アレックス・ボラニョス(30歳) | 引退 |
DF ビクトル・スパサンディン(35歳) | メトロAFC(NZL) |
DF ファリ(34歳) | 引退 |
DF ダビド・コルチョエス(35歳) | ビジャマルシャント(ESP4部) |
MF ディマス・デルガド(37歳) | ベンガルール(IND) |
MF セルヒオ・ブスケツ(32歳) | バルセロナ |
MF ダニエル・トリビオ(32歳) | エストレマドゥーラ(ESP3部) |
MF ビクトル・サンチェス(33歳) | 無所属 |
MF チアゴ・アルカンタラ(29歳) | リヴァプール |
MF ホセ・マヌエル・ルエダ(32歳) | シャディバ(ESP4部) |
MF ジョナタン・ドス・サントス(30歳) | LAギャラクシー(USA) |
MF アブラハム・ゴンサレス(35歳) | AEKラルナカ(CYP) |
MF シャビ・トーレス(33歳) | ルーゴ(ESP2部) |
MF エネコ・フェルナンデス(36歳) | 引退 |
MF ビクトル・バスケス(33歳) | 無所属 |
FW ガイ・アスリン(29歳) | ストゥデンツェスク・ヤシ(ROU) |
FW ペドロ(33歳) | ローマ |
FW ジェフレン・スアレス(32歳) | スラヴェン・ベルーポ(CRO) |
FW ヤーゴ・ファルケ(30歳) | ベネヴェント |
FW セルヒオ・ウルバノ(33歳) | サン・ジュリア(AND) |
FW エミリオ・グエラ(38歳) | 引退 |
※AND=アンドラ、CRO=クロアチア、CYP=キプロス、ESP=スペイン、IND=インド、NZL=ニュージーランド、ROU=ルーマニア、UAE=アラブ首長国連邦、USA=アメリカ
※2020年11月4日に年齢および所属クラブを更新
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。