「2020の主役は誰だ?」をテーマに、DAZN解説陣が独自視点でキャンプ取材を行った情報を伝える『12球団 キャンプキャラバン』。現役時代に西武で活躍した西崎幸広氏が、古巣のキャンプ地である宮崎県日南市の南郷スタジアムを訪れた。
パ・リーグ連覇を達成するも、クライマックス・シリーズでは福岡ソフトバンクホークスの前に2年連続敗れて日本シリーズ進出を逃している西武。西崎氏は「選手たちは悔しい思いをしていると思う。そのためにも整理しなければいけない部分が多くて、なかでも投手陣」と、日本一奪還の鍵は投手陣だと考える。
昨シーズンは山川穂高内野手、森友哉捕手、中村剛也内野手が“100打点トリオ”となるなど、打撃陣は「1番から9番まで気を抜けない打線を組めた」(西崎氏)、が投手陣はパ・リーグ最下位となる防御率4.35と“打高投低”の戦いとなった。
そのなかで西崎氏は、“2020年投手のキーマン”に、現役時代は西武で活躍し、引退後の2018年まで読売ジャイアンツでコーチを務めた豊田清コーチを選出。「外から見た西武の投手陣をどう立て直したらいいかを考えているはず」と期待を込めた。
15年ぶりに西武のユニフォームに袖を通す豊田コーチは「全員に期待している」なかで、特に先発では「能力的にはエース格になれる」と髙橋光成投手(2014年ドラフト1位)、今井達也投手(2016年ドラフト1位)、松本航投手(2018年ドラフト1位)の“ドラ1トリオ”に期待。「経験の部分で足りないものがあるが、自信はつけているので、我々が後押しすればもっと良くなる」と手応えを感じているようだ。
またパ・リーグワーストの防御率については「具体的な数字(目標)をいうと、選手にプレッシャーになるから」ということで「1点でも少なく抑える。うちは何点取られても諦めない打線が売り、1点でも少なく抑えると思ってくれれば、防御率は自ずと落ちると思っている」と、投手陣がゲームを壊さない意識を持つことが防御率向上のポイントだとコメント。
これを聞いた西崎氏は「防御率が4点台は厳しい、なんとか3点台の後半にして欲しいな。そのために投手コーチの豊田の力が大事になる。やってくれるでしょう」とプレッシャーをかけると「それがなかなか難しいんですよ」と苦笑いする豊田コーチだった。
さらに話題は14年ぶりに復帰した松坂大輔投手のことに及ぶ。豊田コーチは「ケガしていたので、彼の体を見極めながら使いどころを見つけたい」と起用法を明かす。その一方で「来てくれたことで若い選手の刺激になる。相乗効果が生まれるはず」と精神的な支柱となることを期待した。
松坂自身も「ドラゴンズの1年目はいい状態で入れて、今はその感覚に近い」と体は万全。「シーズン中に投げている試合を見てもらえるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
DAZNでは、開幕に向けて『12球団 キャンプキャラバン』を配信中。DAZN解説陣が、様々な視点から各球団の注目選手を紹介している。この機会を、ぜひお見逃しなく。
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