Jリーグ、2020シーズンのJ1参入プレーオフは中止。大会不成立の基準も設定

27日、Jリーグは第3回臨時合同実行委員会を行い、新型コロナウイルス感染拡大に関するプロジェクトの進捗状況を報告。今シーズンのJ1参入プレーオフの中止が明らかになった。

19日に開催された臨時実行委員会のなかで、J1とJ2の「昇格あり」「降格なし」がすでに発表されていたが、昇格方法についてはまだ定まってはいなかった。

「競技プロジェクト」のリーダーを務める窪田慎二氏は、今季の「J2からJ1への昇格についてはプレーオフを開催しない」と明言。「今後理事会の承認が必要だが、実行委員会では理解を得られた」と話している。また、現行の規定通り、クラブライセンスを保有しないクラブが、昇格クラブに入った場合は、昇格は認められない。

また、まだ新型コロナウイルスの状況が収束していない状況において、全試合の実施が難しい可能性もある。今後不測の事態が起きた場合（選手やスタッフに感染者が出た場合など）は、「試合を延期し、代替日程を考えるが、今後設定できないケースもある」と試合が開催されないケースも視野に入っている。

なお、大会成立の基準は「各リーグ全試合数の75％、全クラブの試合数が50%に満たない場合は、大会は不成立となり、順位決定を行わない」とした。その場合は賞金、各種表彰についても行われない。

現時点では5月9日に予定されているJ1リーグ。無事再開できたとしても、当面の間リーグは困難な状況に対処し続けることを強いられそうだ。

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