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今年は歴史的なQB豊作。全体1位指名はジャガーズのローレンス | 2021 NFLドラフト

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今年は歴史的なQB豊作。全体1位指名はジャガーズのローレンス | 2021 NFLドラフト(C)Getty Images
【NFL ニュース】NFLオフシーズンの目玉、ドラフト会議が行われた。今年は選手たちをステージに迎え入れる例年のスタイルが復活。会場に詰めかけた多くのファンが見守るなか、運命の初日が始まった。
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アメリカンフットボールの米プロリーグ、NFLの第86回ドラフトが日本時間4月30日、オハイオ州クリーブランドで開幕、1巡目32の指名が行われた。ドラフトは3日間の日程で、日本時間5月1日の2日目は2〜3巡、同5月2日の最終日は4〜7巡目の指名が行われる。

全体1位指名は、ジャクソンビル・ジャガーズが大方の予想通りクレムゾン大のクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスを指名した。QBの全体1位指名は4年連続で史上34人目、スーパーボウル創設以降のドラフトでは26人目だ。

ローレンスはクレムゾン大を1年生で全米王座に導き、大学3年間で34勝2敗と圧倒的な成績を残し、今ドラフトの最大の目玉として注目を集めていた。ジャガーズは昨季1勝15敗で地区最下位に沈み、新ヘッドコーチにアーバン・マイアーを迎えるなど刷新に着手。ローレンスは新たなフランチャイズの顔としてチーム再建を担う。

このローレンスを含め、エリート・プロスペクト(超有望株)と高評価を得ていた5人のQBは、ニューヨーク・ジェッツが全体2位でブリガムヤング大のザック・ウィルソン、サンフランシスコ・49ersが全体3位でノースダコタ州大のトレイ・ランスを指名。さらに、ニューヨーク・ジャイアンツとのトレードで11位指名権を得たシカゴ・ベアーズがオハイオ州大のジャスティン・フィールズ、ニューイングランド・ペイトリオッツが15位でアラバマ大のマック・ジョーンズを選択し、“ビッグ5”は前評判通り1巡目上位で指名された。

QBが全体1〜3位で指名されたのは1971年、1999年に続いて史上3度目、1巡目で5人が指名されたのは、1999年、2018年に続いてこれも史上3度目だ。

ローレンスと並んで興味深い指名が、ペイトリオッツのジョーンズだ。ペイトリオッツが1巡目でQBを指名したのは28年ぶりで、昨季放出したトム・ブレイディの後継者の確保にいよいよ本腰を入れた格好だ。ジョーンズは5人の中でも最もプロ向きと評価する声もあるが、ブレイディというレジェンドの後継者として大きなプレッシャーに晒されるのは間違いない。その重圧を跳ね除けて期待に応えることができるのか、注目だ。

1巡目指名の全32人のうち、オフェンスが18人、ディフェンスが14人。大学別では、昨季の全米王者アラバマ大から最多の6人が指名され、2004年のマイアミ大の歴代最多記録に並んだ。
アトランタ・ファルコンズが全体4位で選択したフロリダ大のカイル・ピッツは、タイトエンド(TE)として史上最高位指名となった。指名権のトレードは、ダラス・カウボーイズとフィラデルフィア・イーグルスが10位と12位を交換、ジャイアンツとベアーズが11位と20位を交換、ミネソタ・バイキングスとジェッツが14位と23位を交換した3例で、賛否の論争を呼ぶようなサプライズ指名もなく、ほぼ順当なドラフトだったと言えるだろう。

新型コロナウイルスの感染流行で昨年のドラフトは完全リモート形式で行われたが、今年はコミッショナーのロジャー・グッデルが登壇して指名を読み上げ、選手たちをステージに迎え入れる例年のスタイルが復活。ファンの入場が許された会場も熱気を取り戻し、4時間近くに及んだイベントは盛り上がりを見せた。

NFL ドラフト 2021 日程

開催日時刻配信内容
4月30日(金)9:00第1日
5月1日(土)8:00第2日
5月2日(日)1:00第3日

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