オフェンスに注目が集まる今年のドラフトだが、ディフェンス陣もタレントは豊富だ。ウィル・アンダーソンJrやタイリー・ウィルソンはパスラッシュ勢に加えてシャットダウンコーナーとしてジョーイ・ポーターJrやクリスチャン・ゴンザレスも上位指名の可能性もある。
ディフェンス編
LB:ウィル・アンダーソンJr(アラバマ大)
在籍3年間で量産したサック数は今ドラフトでトップの34.5を記録し、2年連続SECカンファレンス最優秀守備選手賞に輝いた「ターミネーター」ことアンダーソンJr。一歩目のスピード、クイックネス、パワーの全てを兼ね備える最高のパスラッシャーだ。パスラッシュ以外でも、ラン守備も秀逸で、1人で試合を支配できる。リーダーシップにも定評があり、トップ5位以内での指名が濃厚とされている。
DE:タイリー・ウィルソン(テキサス工科大)
198cm、123kgとエッジラッシャーとしては大柄でリーチの長さと力で相手QBに襲いかかる。パスだけでなく、ランにも対応でき、常に全力でプレーする。身体能力に頼る傾向があり、優秀なタックルに苦戦することも。パスラッシャーとしてまだ荒削りだが、ポテンシャルは十分に秘めている。
DT:ジェイレン・カーター(ジョージア大)
マンツーマンで止めるのは不可能で常にダブルチームを誘発させた怪物DT。パワー、スピード、リーチの長さと全てを兼ね備えており、将来のスター候補生として期待がある。トップ5での指名が確実視されていたが、フィールド外の問題に加え、プロデイではオーバーウェイトを指摘されるなどキャラクターの問題から評価が急落している。
CB:デボン・ウェザースプーン(イリノイ大)
180cm、82kgとサイズは劣るが、テクニックと闘争心でそれを補う。ボールへの嗅覚が鋭く、当たり負けしない身体の強さがある。ショートパスやミドルパス近辺のカバーリングが優れており、簡単にビッグプレイは許さない。パス守備以外ではラン守備も積極的に加わるなど万能型CBだ。NFLレベルではニッケルバックとして活用される可能性が高い。
CB:ジョーイ・ポーターJr(ペンシルベニア州立大)
元NFL選手ジョーイ・ポーターを父に持つシャットダウンCB。188cm、88kgと恵まれた体格でマンツーマンカバーでは抜群の強さを誇る。フィジカルが強いことに加えて、長いリーチを活かして高いボールにも対応が可能。弱点が少なく、すぐにNFLの試合に適応できると評価が高い。
CB:クリスチャン・ゴンザレス(オレゴン大)
CBが豊作の年で一番評価が高いのがゴンザレス。3月に行われたコンバインで40ヤード走を4.38秒(CB平均4.47秒)、垂直跳び105 cm(CB平均92 cm)と好成績をマーク。スピードがあり、レシーバーに抜かれてもすぐに追いつける。シャットダウンCBだけでなく、スロットコーナーにも対応できる万能型CBとして評価が高い。
その他の注目選手:
- DEマイルズ・マーフィー(クレムゾン大)
- DEブライアン・ブリーシー(クレムゾン大)
- DEルーク・バンネス(アイオワ大)
- LBドリュー・サンダース(アーカンソー大)
- LBトレントン・シンプソン(クレムゾン大)
- LBノーラン・スミス(ジョージア大)
- Sジョーダン・バトル(アラバマ大)
- Sジャイール・ブラウン(ペンシルベニア州立大)
- Sブライアン・ブランチ(アラバマ大)
- CBエマニュエル・フォーブス(ミシシッピ州立大)
NFL ドラフト 2023 日程
開催日 | 時刻 | 配信内容 |
---|---|---|
4月28日(金) | 9:00 | 第1日 |
4月29日(土) | 8:00 | 第2日 |
4月30日(日) | 1:00 | 第3日 |
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