カンザスシティ・チーフス vs デンバー・ブロンコス
開幕戦で黒星後は4連勝と調子を上げてきた王者チーフス。しかしQBパトリック・マホームズはまだ本調子にはほど遠く、今季5試合で300パスヤード以上が1回、3試合でINTを記録している。「相棒」のTEトラビス・ケルシーもチームトップの3 TDパスをマークしているが、試合を追うごとにマークが厳しさを増しており、今季はまだ100レシーブヤードがない。一方で対戦するブロンコスは今季パス喪失ヤードが29位（平均263）と苦戦しているだけに、マホームズとケルシーのホットラインの爆発に期待がかかる。
テネシー・タイタンズvsボルティモア・レイブンズ
ラン攻撃が代名詞のタイタンズだが、大黒柱のRBデリック・ヘンリーが5試合で100ヤード以上のランが1試合のみと低調。チームとしてもラン獲得ヤードはリーグ18位（平均106.6ヤード）と苦戦している。その影響から平均得点はリーグ26位（17.6）とオフェンスが機能していない。対するレイブンズの守備陣はラン喪失ヤードがリーグ7位（平均91.4）と強力なだけにどこまで立ち向かえるか。
シンシナティ・ベンガルズvsシアトル・シーホークス
右ふくらはぎの怪我により、低調なパフォーマンスが続いていたQBジョー・バロウだったが先週の試合で今季初の300パスヤード（317）、QBレーティング100以上（108.1）と復調。WRジャマー・チェイスに3 TDパスを通すなど今季最多の34点を上げてチームの復活を予感させた。前の試合で球団最多タイの11サックをマークし、勢いがあるシーホークス守備陣に対して連勝なるか注目だ。
グリーンランド・ブラウンズvs サンフランシスコ・49ers
49ersのRBクリスチャン・マキャフリーはここまでリーグトップの510ランヤード、7 TDとMVP級の活躍を見せている。昨年のプレーオフも含めて球団記録の14試合連続TDを継続中と絶好調だ。さらなる記録更新に期待が集まるが、ブラウンズは今季、トータル喪失ヤード（平均196.8）はリーグ1位、ラン喪失ヤード（平均71.8）、平均失点（15）はリーグ2位と鉄壁。先週の試合では今シーズンワーストの51ランヤードと苦戦したマキャフリーだが、球団記録を塗り替えてチームを6連勝に導けるか。
ニューヨーク・ジェッツvsフィラデルフィア・イーグルス
開幕から5連勝と好調のイーグルスは9点差以内での勝利が4つと今季は接戦での強さを見せている。QBジェイレン・ハーツはランとパスで合計10 TDでチームを牽引しているが、すでに4つのINT、ファンブルロストも1回とミスも多いことが気がかりだ。連勝を伸ばすにはミスを最小限に抑えることが大事になってくる。RBディアンドレ・スイフトやハーツのラン攻撃を中心に序盤から得点を重ねていきたい。3試合連続125レシーブヤード以上と絶好調のWR A.J・ブラウンとジェッツのCBソース・ガードナーのマッチアップにも注目だ。
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