日本時間2月12日、スーパーボウル58が米国・ラスベガスのアレジアントスタジアムで行わ、カンザスシティ・チーフスがチームの歴史に新たな金字塔を打ち立てた。パトリック・マホームズ率いるチーフスは、サンフランシスコ・49ersを延長戦の末に25対22で下し、見事スーパーボウル連覇を成し遂げた。
迎えた延長戦、7分27秒のタイムが残る中、チーフスは49ersに3点差をつけられ追い詰められていたが、それでも諦めることなくヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを懸けた攻撃を開始した。マホームズは冷静かつ緻密に13プレーを組み立て、チームをスーパーボウル優勝に繋がるエンドゾーンまで導き、3つのサードダウンと1つのフォースダウンを見事に成功させた。そして、右へ鋭く切り返しを一瞬立ち止まると、3ヤード先のエンドゾーンで完全にフリーになったメコール・ハードマンJrへ正確なタッチダウンパスを投じた。
この勝利によりチーフスは2回連続、過去5シーズンで合計3回のスーパーボウルチャンピオンに輝き、その地位を不動のものとした。マホームズはキャリア3度目のスーパーボウルMVPを受賞し、3回のスーパーボウル制覇と3回のスーパーボウルMVPを獲得したトム・ブレイディ、ジョー・モンタナという史上屈指の選手たちの仲間入りを果たした。マホームズはこの試合、パスで334ヤードを投げ、2つのタッチダウンを成功させた。
連覇は決して平坦な道のりではなかった。チーフスとマホームズは延長戦に持ち込むため、第4クォーターに19対16でリードされている状況から戦況を立て直した。最後の11プレーで64ヤードを進み、第3ダウン7ヤードの局面では残り16秒でトラヴィス・ケルシーへ22ヤードのパスを通した。そしてハリソン・バトカーが29ヤードのフィールドゴールを残りわずか3秒で決め同点に。こうして試合を延長戦へと持ち込んだ。
そして迎えた延長戦では一進一退の攻防を制した。49ersがフィールドゴールを決めて先行するも、最後はチーフスが残り3秒でタッチダウンを奪取し逆転。歓喜の勝利を手にした。
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