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メジャー4度目のトップ5 やっぱり渋野日向子は”おもしろい” | 全英女子オープン | LPGAツアー

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メジャー4度目のトップ5 やっぱり渋野日向子は”おもしろい” | 全英女子オープン | LPGAツアーDAZN
【ゴルフ 全英女子オープン】予選落ちが続く中で迎えた「全英女子オープン」で健闘した渋野日向子。"おもしろい"ゴルファーという目標を掲げる彼女のキャリアを振り返る。
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おもしろいゴルファーになる−。米ツアーに参戦した昨年、渋野日向子が結果とは別に掲げた一つの目標だ。

渋野がこの目標を持ったきっかけは同年の海外メジャー「全米女子プロゴルフ選手権」の2日目だったそうだ。上がり2ホールで3打伸ばし、予選通過ラインに滑り込むと、現地にいた日本人の観客に感謝されたという。

“おもしろい”の定義は様々あるだろう。リスクを冒しながらも果敢なゴルフで、観ている人をハラハラドキドキさせながら楽しませる。完璧なマネジメントに徹して圧倒的な強さでゴルフを知る観客を唸らせる。

攻めのゴルフで魅せながら勝負どころではしっかり守りのプレーで逃げ切る。談話や自身のSNSを通じてパフォーマンスで盛り上げる。例をあげればキリはないが、いずれもプロフェッショナルだと思う。

渋野が掲げた”おもしろい”の定義はわからないが、彼女の歩むキャリアは間違いなく人を魅了している。それは本人のコメントや発言が面白いから(もちろんキャッチーなコメントや発言も魅力的だが)だけではなく、誰も歩んでことのない道を拓いているからだろう。

3年前に初めて海外で出場した試合で、42年ぶりの日本人メジャー制覇を成し遂げた。多くの日本人ゴルファーが究極の夢と掲げるメジャー制覇をキャリアの出だしで達成したのだ。

同年は“スマイリングシンデレラ”の愛称を背負い、国内ツアーで鈴木愛と賞金女王レースを戦い抜いた。東京五輪代表を期待されながら、翌20年はコロナでシーズン開幕がずれ込んだ。6月にシーズンが開幕すると日米で予選落ちが続き、バッシングも目についた。そしてメジャー覇者の肩書きが重荷になっていった。

しかし人知れずもがき、苦しんでも、諦めずに立ち上がるのが渋野の強みだと思う。同年の12月の「全米女子オープン」では誰も予想していなかった快進撃を繰り広げ、首位で最終日を迎えた。結果的に逆転負けを喫したが、初めてメジャータイトルの重圧と正面から戦い、重みも噛み締めた。

その後も好不調の波は激しく、改造したスイングの賛否が巻き起こった。ただ昨年のシーズン終盤に国内ツアーでしっかり2勝をマーク。米ツアーの予選会では最終日前日に「79」という大叩きをしながら、最終日に巻き返してギリギリで米ツアー参戦を決めた。

注目される存在ゆえ、批判の対象になることもある。ただ絶対に立ち上がる。今回だってそうだろう。「全英女子オープン」の前は8試合で決勝ラウンドに残ったのが1度だけ。絶望的な状況で名門ミュアフィールドでの一戦を迎えていたのだ。ただ蓋を開けてみれば、1打差の3位だった。

23歳の渋野は海外メジャーに14回出場して、すでにトップ5が4回ある。笹生優花、畑岡奈紗らと並んで、間違いなく日本人選手の中で、メジャー大会で最も結果を残している1人なのだ。もう4回も日本のゴルフファンに、メジャー制覇があるかもと最終日まで思わせてくれるゴルファーは貴重だろう。

今回の渋野の”覚醒”の理由はわからないし、それを運という人もいるかもしれない。ただキャリアを振り返れば、いつだってどん底から這い上がってきた。ただでは終わらない。だから、誰がなんと言おうと、渋野日向子はやっぱり”おもしろい”。

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