北海道小樽市の小樽カントリー倶楽部(6655yd/パー72)で行われているJLPGAツアー第25戦の「ニトリレディス」。今季初優勝を目指す原英莉花が通算8アンダーの単独首位に立ち、大会は27日からの決勝ラウンドに突入した。
苦しみながらも首位を譲らなかった。初日7アンダーと好発進を切った原は、第2ラウンドも序盤から攻勢をかけた。後半11番までに3つ伸ばし、独走態勢に。しかし2番目に難易度の低い13番(パー5)でティショットをミスしてボギーをたたくと、流れは傾いた。
難関ホールが続く名門・小樽CCの終盤。高難度の15番から2連続ボギーで貯金を消すと、一組前の吉田優利に並ばれた。ただ17番(パー3)で意地のバーディパットを沈めて、ガッツポーズを見せた。吉田の最終盤の失速もあり再び単独首位に立ち、大会を折り返した。
今季はメルセデスランキング57位、賞金ランク52位と苦戦する。最大の理由は昨年から抱える腰痛だ。オフに手術も考えたという状態は一進一退といえる。師匠であるジャンボ尾崎から紹介を受けた病院での治療が効き、現在の状態は改善しているという。
原にとって「ニトリレディス」は2015年に高校2年生で初めて出場したプロツアー。2日目に「86」をたたき、18オーバーの114位と小樽CCに太刀打ちできず予選落ちした苦い記憶がある。7年の月日のなかで国内メジャー2勝を含む通算4勝のトッププロに成長した。”原点”とも言えるコースは、腰痛からの復活Vを狙う場所にふさわしい。
2打差の2位に吉田、3打差の3位に青木瀬令奈、浜崎未来が並ぶ。メルセデスランキングトップの西郷は2日目に「80」をたたき、通算6オーバーの90位で予選落ち。史上初の初優勝から3連勝を狙ったルーキーで20歳の岩井千怜は「77」、「79」と2日連続でたたき、通算12オーバーの112位で予選落ちした。
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