JLPGAツアーの2022シーズン第38戦で今季最終戦になる「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が24日（木）に、宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブ（6487yd/パー72）で開幕する。大会は今季ツアー優勝者やメルセデスランキング、世界ランキング上位者から40人が出場。賞金総額1億2000万円、優勝賞金3000万円。
昨年大会は三ヶ島かなが最終日に4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、２位の小祝さくらいに4打差をつけてツアー初優勝を国内メジャーで飾った。さらに9位タイに入った稲見萌寧が、3位タイで終わった古江彩佳との争いを制して2020-21シーズンの賞金女王に輝いた。
今季は2週間前の「伊藤園レディス」で山下美夢有がポイントランキング1位を確定させて最年少女王を獲得した。年間タイトル争いには終止符が打たれたが、山下が今大会を制覇すれば獲得賞金額でも2015年のイ・ボミ（韓国）を上回り歴代最高額を樹立する。平均ストローク60台への挑戦を含め、最終組で西郷真央と2サムで回る初日から目が離せない戦いが続く。
さらに米ツアーを主戦場とする渋野日向子、笹生優花、古江が参戦する。先週に米ツアーの今季最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を戦い、米フロリダ州から帰国した。過密日程での出場の中で日米通じて今季初優勝を目指す渋野は、2020年大会覇者の原英莉花と初日同組になった。笹生と古江は第1組で2サムラウンドする。
先週「大王製紙エリエールレディス」で優勝した藤田さいきや、最長ブランク優勝を果たした33歳の金田久美子らベテランも出場。川崎春花、尾関彩美悠、岩井千怜らツアーを盛り上げたルーキーたちも参戦する。
来季の米ツアー出場権を懸けた予選会に挑戦する勝みなみや西村優菜は、海外挑戦へ弾みをつける一戦としたい。
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