JLPGAツアーの2023シーズンは今年も「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける。復活、地元、躍進。さまざまなキーワードを持つ選手らのオフの過ごし方と開幕戦への意気込みを紹介する。
復活を目指す原英莉花は勝利なしで終えた昨季を「”気持ちは体を動かす”ことを学んだシーズン」と表現する。シード権獲得と最終戦出場をつかみ、腰痛に苦しむ中でも最低限のラインをクリアした。オフは「1つ1つの体の可動域に着目」し、連動性や再現性高いスイング作りに着手。「1年に1度の沖縄での大会。良いプレーをお見せしたい気持ちです」と話し、今季の目標は「前半戦での優勝、年間複数回優勝、ロレックスランキング75位以内」とコメントしている。
昨季の活躍からさらなる躍進につなげたいのが岩井千怜や尾関彩美悠。20歳の岩井は地元の埼玉県を拠点としオフ期間は「体を大きくするために、たくさんご飯を食べています」。19歳の尾関はオフに沖縄県で「体力強化のトレーニングに励む」と話しており、今季の目標を「複数回優勝」と話している。
同じく躍進を狙うのは昨季下部ステップアップツアーで歴代最多になる5勝をマークした19歳の桜井心那だ。沖縄県、長崎県、インドネシアで合宿を行うとしていたオフを通じて体幹を鍛え、「上げるアプローチやアイアンでの低い球を打つ練習」をテーマにしていた。今季の目標を「レギュラーツアー初優勝」に加えTOTO、リコーカップへの出場としている。
昨季に涙の復活優勝を遂げた金田久美子は「上半身の強化を中心」に体の強化に取り組んでいた。感動を誘った復活劇を「調子が悪かったときも諦めずにゴルフをやり続けてきたことが、勝利につながった」と振り返り「ツアー1勝以上すること」を今季の目標に掲げている。
地元大会に挑むホステスプロの新垣比菜は、昨季下部ツアーで復活の兆しを見せる優勝を挙げた。「9月にステップアップツアーに出場し、年下の選手のアグレッシブなゴルフに刺激を受け、積極的に振ることを意識してからスコアがまとまるようになった」と明かし、「（ダイキンの）コースは熟知している。気持ちとプレーが噛み合えば優勝できると思っています」と意気込みを語っている。
同じく地元大会に臨む諸見里しのぶは「すごく特別な試合で、育てていただいた気持ちも大きいですし、出場するたびにプロゴルファーになって良かったなと、毎回幸せを感じられるトーナメント」と意気込む。同じく沖縄県出身の比嘉真美子は「自分のなかでメジャーと同等の試合ですし、こどもの頃この試合を間近で見てプロになりたいと思った夢の舞台」と話す。
関連記事
● イ・ボミの日本ラストシーズン 年間38試合の女子ゴルフ開幕へ ｜ ダイキンオーキッドレディス ｜ JLPGAツアー
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。