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テレビ塔に跳ね返り…”飛ばし屋”穴井詩が復活V| ヤマハレディース | JLPGAツアー

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テレビ塔に跳ね返り…”飛ばし屋”穴井詩が復活V| ヤマハレディース | JLPGAツアーDAZN
【ヤマハレディース 】混戦となった難関コースでの戦い。プレーオフを制し4年ぶりにタイトルを獲得したのが35歳の"飛ばし屋"穴井詩だ。
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JLPGAツアーの2023シーズン第5戦「ヤマハレディースオープン葛城」は1日、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6480yd/パー72)で最終ラウンドを行った。穴井詩がささきしょうこをプレーオフで下し、4年ぶりのツアー通算4勝目を挙げた。

運命のプレーオフ1ホール目、極度の緊張からか、ティショットが右に抜けた。稀代の飛ばし屋の鋭い打球はグングンと飛んだ。“終わった…”。そう覚悟すると、奇跡が起きた。テレビ塔に跳ね返り、白球はフェアウェイど真ん中へ。お互いにパーで終え2ホール目へ進んだが、勝利の女神は35歳を見捨てなかった。

2ホール目にささきが短いバーディパットを外した。2mのウィニングパット。激しい傾斜のグリーンを丁寧に読んだ。力強く何度も拳を握った。

昨季女王の山下美夢有らが絡んだ国内屈指の難コースでの優勝争い。3打差の5位タイから4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、通算10アンダーまで伸ばした。15番(パー5)では、鮮やかなバンカーショットを見せてバーディ。本来の武器であるパワースタイルだけではなく、オフに磨いてきた小技も存分に発揮。総合力が問われた葛城GCを攻略した。

若手がけん引する女子ゴルフ界でシード権を維持する難しさを痛感した。昨季はポイントランキング48位。辛うじてシード権を死守したが、キャリアハイを達成した2019年の年間(賞金ランク)7位から成績は下降線を辿る。

それでも勝利への渇望は消えない。2019年に渋野日向子らとの優勝争いを制した「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」以来になる優勝に「4年ぶりに優勝することができて嬉しい。本当に支えてくださったキャディやギャラリーのみなさまありがとうございました。難しい葛城で勝てたことは自信になる」と目を輝かせた。

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