JLPGAツアーの2023シーズン第8戦の「フジサンケイレディスクラシック」は21日からの3日間、静岡県伊東市にある川奈ホテルゴルフコース 富士コース（6457yd/パー71）で開催される。優勝賞金8000万円、優勝賞金1400万円。
1982年に始まった歴史ある大会の前年覇者は黄金世代の高橋彩華だ。最終日にスタート2ホール連続でボギーをたたき、一度は自滅したと思われた。過去9度最終日最終組から優勝を逃し続けてきたが、雨中の川奈決戦で粘り強く落ち直して通算12アンダー。初日から首位を守る完全優勝で涙を流した。
3試合連続トップ10入りで迎える連覇のかかる今大会は、いずれも今季優勝をしている山内日菜子と青木瀬令奈と同組で回る。
高橋と並んで今大会で最注目の選手は、同じく黄金世代の原英莉花だろう。前週は米ツアーの「ロッテ選手権」（ハワイ州・ホアカレイCC）に主催者推薦で出場した。23位で終え即国内ツアーに復帰する。
腰痛を悪化させた昨季は優勝に届かず。しかし今季はパーオン率76.3889%で3位、平均バーディ数3.8750で6位。さらにドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率を合算して順位を出すトータルドライビングはツアー2位とスタッツ上は復調気配が漂っている。
実際「Tポイント×ENEOSゴルフ」で3位に食い込んだ。2シーズンぶりの復活優勝へ、尾関彩美悠と穴井詩とのペアリングとなった初日に好スタートを切りたい。
前週の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で男女両ツアー通じて初の双子優勝を達成した岩井明愛。妹の岩井千怜と菅沼菜々と、こちらも注目組になりそうだ。
昨年プロ初となる最終日最終組に入り、優勝争いで敗れた安田祐香にとってもリベンジマッチとなる。同学年の古江彩佳や西村優菜が米ツアーに活躍の舞台を移す中、まずは国内ツアーで待望の初優勝を狙いたい。
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