JLPGAツアーの2023シーズン第11戦「RKB×三井松島レディス」は12日、福岡県福岡市の福岡カンツリー倶楽部 和白コース（6299yard/パー72）で開幕する。三井松島ホールディングス株式会社が特別協賛に加わったメジャー大会後の一戦は、総額1億2000万円、賞金2160万円と高額賞金をかけて争われる。
前年大会覇者はツアー屈指の飛ばし屋・渡邉彩香だ。通算11アンダーで並んだ高橋彩華と突入したプレーオフ2ホール目に15mのバーディパットをねじ込み、勝負をつけた。柔道家である夫との結婚後の初優勝となるツアー通算5勝目に頬を緩めた。
ディフェンディングチャンピオンに年間女王の山下美夢有を含めた最注目組でプレーするのが、前週の「ワールドレディス杯サロンパスカップ」で国内メジャー初制覇を遂げた吉田優利。4日間72ホールで優勝スコアがオーバーパーという過酷な戦いから数日、今大会にはアマチュアで妹の吉田鈴とともに姉妹で参戦する。メジャーVという最高の弾みによりメルセデスランクと賞金ランクはともに3位に浮上。連勝を飾り、年間タイトル争いもリードする存在になりたいところだ。
ポイント&賞金ランクトップの申ジエ（韓国）は吉田ら最終組の一組前で岩井千怜、福岡県出身の三ヶ島かなと同組。体調不良で前週のメジャーを棄権した稲見萌寧は、西郷真央と鈴木愛とのペアリングとなった。
さらにギャラリー投票によって決まる「ベストドレッサー賞」と「ベストスマイル賞」が大会恒例だ。ベストドレッサー賞は原英莉花が連覇、ベストスマイル賞は今季から米ツアーを主戦場とし今大会不在となる西村優菜が連覇している。
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