JLPGAツアー2023シーズンの第15戦「宮里藍サントリーレディス」は8日に兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部（6513yard/パー72）で開幕する。4日間大会で賞金総額1億5000万円、優勝賞金2700万円だ。
前年大会は最終日に4打差を逆転した山下美夢有がシーズン2勝目をマークした。2季連続年間女王へ向け今季もランクトップを走る21歳は、前週に史上3人目となる3週連続優勝を惜しくも1打差で逃し、気持ちを切り替える一戦になる。一方4試合連続で優勝争いに加わるなど、高い次元でレベルをキープしている。
その山下と予選同組で回るホステスプロの渋野日向子、アマチュアの馬場咲希にも注目だ。サントリーホールディングスと所属契約を締結した翌年にコロナウイルスが蔓延、その翌年に米ツアーに挑戦したことから、渋野は契約締結後に初めて今大会に出場する。
日米合わせて前回出場した5月の「ブリヂストンレディス」は通算8オーバーの102位と奮わずに予選落ちを喫した。同大会では痛めていた左手にテーピングを巻いてのプレーとなったが、その後の3週間程度は試合に出場せず。復帰戦となるホステス大会で回復ぶりを見せたい。
さらに馬場も予選落ちした「ブリヂストンレディス」以来のプロツアーで憧れの先輩2人とのラウンドだ。最注目組は初日、午前8時5分からインスタートとなる。
前週大会で6年ぶりの復活優勝を遂げた川岸史果は、申ジエ（韓国）らと予選同組になった。今季限りで日本ツアーから引退するイ・ボミ（韓国）は今季初の予選突破を目指す。
今大会の上位2選手と今大会終了時点のメルセデスランキング上位3選手に 8月に開催される海外メジャー「AIG女子(全英女子)オープン」の出場資格が付与される。岩井明愛(ランク3位)、岩井千怜(ランク5位)は、「全米女子オープン」に続き全英も双子姉妹で出場を狙う。
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