男子の海外メジャー今季第3戦の「全米オープン」が15日、カリフォルニア州のロサンゼルスカントリークラブで開幕する。超名門と名高い会員制のコースでプロトーナメントを開催するのは初。松山英樹や石川遼ら日本選手が挑む。
11年連続の大会出場となる松山は、予選ラウンドで世界ランキング3位のローリー・マキロイと前回のメジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したブルックス・ケプカと注目組に。2週間前の「ザ・メモリアルトーナメント」では2位で決勝ラウンドに突入する(最終結果は16位)など徐々に調子を上げていそうだ。自身2度目のメジャー制覇へ向け、まずは好位置で予選ラウンドを突破したい。
大会の本命は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーだろう。今季メジャー優勝はないが、2月の「フェニックスオープン」と3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」といったビッグトーナメントで2勝をマークした。さらに特筆すべきはその安定感だ。今季16試合の出場でトップ15を外したのは1度、トップ10回数は12度を数える。「全米プロ」を含めた直近4試合でトップ5を外しておらず、大本命と言わざるを得ない。
シェフラーの対抗馬はやはりジョン・ラームだろう。今年の「マスターズ」でグリーンジャケットを羽織ったスペイン出身の世界2位。「全米プロ」は奮わず50位で終えたが、2年ぶりの大会制覇へ、シェフラーと頂上決戦を見せるかもしれない。
日本で開催された予選会を突破した石川は2年ぶり7度目の大会出場になる。さらに日本開催の予選会を突破した永野竜太郎、米開催の予選会を突破した桂川有人も出場する。マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで行った前年覇者、イングランドのマシュー・フィッツパトリックは2017、18年のケプカ以来になる大会連覇に挑戦する。
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