JLPGAツアーの2023シーズン第23戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は11日(金)、長野県軽井沢町の軽井沢72ゴルフ北コース(6702yards/パー72)で開幕する。優勝総額1億円、優勝賞金1800万円。
同週開催の海外メジャー「AIG(全英)女子オープン」への出場組が不在となるため、メルセデスランキング上位者がこぞって出場を見送った今大会。最大の注目は出場選手の中で同ランク最上位(5位)の小祝さくらと大会を主催するNECと所属契約を結ぶ安田祐香だ。
山下美夢有(ランク1位)、申ジエ(ランク2位)、岩井明愛(ランク3位)、前年大会覇者の岩井千怜(ランク4位)、吉田優利(ランク6位)、櫻井心那(ランク7位)、穴井詩(ランク8位)が全英出場組。ランク10位で前週大会で復活優勝を果たした鈴木愛もエントリーを見送った。
小祝と安田は佐久間朱莉を交えた3サムで初日同組だ。小祝は同じくランク上位者不在になっていた7月初旬の「ミネベアミツミレディス」での地元優勝を含めて4試合連続でトップ5入りと好調をキープしている。
今大会で上位に入るとメルデスランクはさらに浮上する可能性がある(海外メジャーでもメルセデスポイントは付与される)。ツアーに本格参戦した2018年から賞金やメルセデスランクで一度もトップ10入りを逃していない黄金世代で最も安定感のある選手だ。今大会でも優勝争いをリードする存在になるだろう。
悲願の初優勝をホステス大会で飾りたい安田は、キャリアハイのシーズンを過ごしている。世代を牽引していたアマチュア時代の注目度を踏まえると本人にとってもどかしさを感じるかもしれないが、メルセデスランクは2020-21が67位、2022は53位、今季は「フジサンケイレディス」で優勝まであと一歩に迫るなどシード圏内のランク33位にいる。
古江彩佳や西村優菜、吉田優利ら同学年に先をこされたが、技術の高さなどは折り紙付きだ。最高の恩返し優勝を狙いたい。
5月に腰のヘルニア手術を行い前週にツアー復帰を果たした原英莉花は2週連続でエントリー。前週は予選を通過して56位で終えており、今大会は上位争いを見せたい。
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