JLPGAツアーの2023シーズン第27戦で、国内メジャー今季第2戦となる「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が7日、長崎県長崎市・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(6755yd/パー72)で開幕する。賞金総額2億円、優勝賞金3600万円を懸けて争う。
京都府城陽市にある城陽カントリー倶楽部で開催された前年大会は当時19歳のルーキー・川崎春花がツアー初優勝を国内メジャーで飾った。首位・山下美夢有と4打差の4位から出た最終日に1イーグル、6バーディーの「64」と圧巻のプレーを披露。同年に年間女王に輝く山下を逆転し、大会最年少優勝記録を樹立した。
同年の高額賞金大会「マスターズGCレディース」も制してメルセデスランキング15位、賞金ランク8位と堂々のルーキーイヤーを送ったが、今季は優勝争いに加われない試合が続く。シーズン開幕戦はコロナ感染により欠場。その後はトップ3に入る試合もあったが、直近3試合では予選落ちが2度。思い通りのショットが出せず、スイング面の苦悩を語っている。
ディフェンディング王者の復活とともに今大会で最注目は、川崎と同学年の櫻井心那だろう。前週の「ゴルフ5レディス」で宮里藍さん、畑岡奈紗に続く史上3人目の10代での3勝目をマーク。メルセデスランクは5位に浮上するなど、いま最も勢いのある若手選手と言えるだろう。
昨季下部のステップアップツアーで新記録となる5勝をマークした19歳。最大の魅力は256.80ydを飛ばすティーショットの迫力だ。前週は山下や鈴木愛、小祝さくらといった大物選手との優勝争いを最終ホールのバーディーで制してみせた。悲願の国内メジャー制覇へ川崎と申ジエ(韓国)と予選同組で回る。
メルセデスランクで逆転を狙う山下は鈴木と岩井明愛と予選同組に。55試合目の国内メジャー挑戦で初優勝を目指す上田桃子は、前週大会をスキップ。2週間前「ニトリレディス」は首位に浮上した最終日が悪天候により中止となり、プレーオフに残れず悔しい負け方をした。
上位争いを経ての国内メジャーということもあり、状態は悪くないはずだ。神谷そら、佐久間朱莉の若手2選手と回る予選ラウンドから好スタートを切りたいところだ。
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