JLPGAツアーの2024シーズン第2戦「明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」は10日に高知県の土佐CCで最終ラウンドを行い、4打差の単独首位から出た鈴木愛が通算16アンダーで優勝。昨年の「北海道meijiカップ」以来になるツアー通算19勝目を挙げた。
厳しい前半を耐え忍んだ。バーディー発進を遂げ5打差をつけた2位の小祝さくらとの差はすぐに縮まった。2番(パー3)と3番(パー5)で連続ボギーをたたくと、3番でバーディーを奪った小祝と2打差になった。その後もピンチを切り抜ける展開になったが、流れを引き寄せたのは、武器のパッティングだ。ティーショットを左に曲げた9番、ストレートの長いパーパットをジャストタッチで沈めてパーセーブ。バックナイン直前のガッツパーで試合が動いた。
鈴木が後半の11番でバーディーを奪うと、その後に小祝が崩れて結果的に一人旅になった。上がり3ホールで2バーディーを奪うなど、一転して危なげないプレーに終始してみせた。小祝が「追いつく気がしなかった」と語るほど盤石のサンデーバックナイン。2位に6打差の圧勝劇は、4日間首位を守る完全優勝で飾った。
過去2度の女王を経験した29歳。19年に渋野日向子や申ジエ(韓国)と激しい賞金レースを制したが、その後は低迷期に入った。コロナ禍ではモチベーションの低下にも苦しんだ。ゴルフが嫌だ-。そんな負の感情にも襲われた。しかし本来はツアー随一の”練習の虫”だ。陽が沈んだツアー会場でスマートフォンや電光掲示板の明かりを頼りに、パット練習に励む姿は有名だ。もう一度立ち上がるため、オフはトレーナーと下半身や体幹を中心に徹底的に鍛えた。
今年5月に30歳になるが、トレーニングの成果を実感して「これだけ体がきつくなく優勝できたのは初めてです」と胸を張った。5月末に開幕する海外メジャー「全米女子オープン」(ランカスターCC)に出場するために世界ランキング75位以内への浮上に意欲を示す。完全復活の狼煙を上げた元女王の見据える先は、30代での女王返り咲きだ。
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