ジオヴァンニ・レイナの父はプロサッカー選手で、アメリカ代表にまで上り詰めたクラウディオ。優秀な父の血を継ぎ、ジオヴァンニは2015年からニューヨーク・シティのユースチームに加わった。
父がサンダーランド、マンチェスター・シティでプレーしていたこともあり、出身はイングランド。マンチェスター・シティなどが獲得に興味を示している中、レイナは2019年夏にドルトムントへと移籍する。アンダー世代のチームで結果を残すと、2020年1月には一気にトップチーム昇格を果たし、2019ｰ20シーズンの第18節アウクスブルク戦でデビューした。
さらに、DFBポカールではブレーメン戦で見事なミドルシュートも沈め、トップチーム初ゴールも挙げた。チャンピオンズリーグのラウンド16では、パリ・サンジェルマン戦でアシストを記録するなど、すでに欧州トップクラスの戦いでも実力を発揮できることを証明している。
アメリカ代表としては各年代のユース世代でプレーし、2019年にはU-17ワールドカップに出場。主将として参戦するも、グループステージ敗退に終わった。
プレースタイル
レイナはテクニックに優れたアタッカーで、攻撃的MFやサイド、ウィングなどを任されている。
スピードあるドリブルも持ちながら、その中でもぶれない技術を持っていることが武器のひとつ。ラストパスでもゴールをお膳立てできる能力を持っており、現在のドルトムントでは“ジョーカー”として貴重な存在となっている。
『トランスファー・マルクト』での市場価値はすでに1500万ユーロ（約18億8000万円）。17歳の若さでありながら、世界トップレベルに成長する可能性を示している。
エピソード
父が元アメリカ代表のクラウディオ・レイナであることは広く知られるが、母も元サッカー選手。母ダニエレ・イーガンは女子のアメリカ代表としても活躍した。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
ジョヴァンニ・アレハンドロ・レイナ／Giovanni Alejandro Reyna
2002年11月13日生まれ 183cm 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2018-19 | ドルトムントU-19 | 11試合・4得点 |
| 2019-20 | ドルトムント | 15試合・0得点 |
| 2020-21 | ドルトムント | 22試合・3得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月28日現在）
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