レアル・マドリードMFカゼミーロがスペイン『アス』とのインタビューに応じ、中盤でトリオを組むMFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロースについて語った。
過去にはチャンピオンズリーグ三連覇を果たし、今もなお中盤でチームを支え続けるカゼミーロ、モドリッチ、クロースの黄金トリオ。その中でカゼミーロはボール奪取など守備的な役割を務めているが、『アス』から「自由を与えられているモドリッチやクロースに嫉妬することはありませんか?」と質問されると、次のように返答している。
「嫉妬なんてまったく感じないね。モドリッチ、クロースと一緒にプレーできるのは誇らしいことだ。彼らはフットボールのために素晴らしい貢献をしてきたんだから」
「ただ自分が彼らのために犠牲になっていると言いたいわけじゃない。僕たちはそれぞれの仕事をしているだけだ。それに彼らが守備面で僕を助けてくれないと……。カゼミーロ一人じゃピッチは大きすぎるよ」
カゼミーロは、自身がゴールを決めるよりもボールを奪うことに喜びを見出しているようだ。
「もちろんゴールを決めるのは好きだし、大歓迎だよ。でも、僕を幸せにするのはボールを奪うこと、チームを助けることにほかならない。ボール奪取が一番楽しめるね」
今季加入したMFエドゥアルド・カマヴィンガは、カゼミーロから献身的なプレーを学んでいると話していた。ブラジル人MFによればレアルには大切にすべき価値観があるという。
「各試合で全力を尽くす。それがレアル・マドリードの価値観だ。それを若手選手たちに伝えていきたいと思っている。試合だけでなく、バルデべバス(レアル練習場)で過ごす日々の中でもね。自分がチームのために全力を尽くす選手だと思われているならば、これほどうれしいことはない」
「カゼミーロでも誰でもいつの日かレアル・マドリードから去ることになり、また違う選手たちがこのクラブの歴史をつくっていかなければならない。マドリードはタイトルのために生きているクラブだけど、最後まで全力を尽くすという価値観を持つクラブでもあるんだ」
カゼミーロはその一方で、カルロ・アンチェロッティ監督についても語っている。
「アンチェロッティは紳士的な人物だね。40年以上もフットボールの世界にいて、あらゆるリスペクトを勝ち取ってきた。それだけでなく、彼とは1日中話していられるんだ」
「アンチェロッティの最も素晴らしいところはその勝利への意欲だ。彼はいつだって勝利を求めている。それと戦術的な話でも彼のような人はほとんどいない。本当にマエストロなんだよ。彼は守備的なMFだったし、僕はいつもゲームの状況について質問している。アンチェロッティはフットボールで呼吸をしているね」
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