リヴァプールは13日、新型コロナウイルスの影響でプレミアリーグが4月3日まで全ての活動を延期すると発表したことを受けて、ユルゲン・クロップ監督のメッセージをクラブ公式サイトで公開した。
プレミアリーグは13日、アーセナルのミケル・アルテタ監督をはじめ各クラブの複数の選手やクラブスタッフに新型コロナウイルスの感染者が出たことから、少なくとも3月中のサッカーに関する全ての活動を延期することを発表。リヴァプールもトップチームの選手やスタッフが自主的に活動を一時的に中断することを発表していた。
プレミアリーグで首位を独走し、優勝へのカウントダウンが始まっていたリヴァプールにとっては、予期せぬ形でリーグが停止する形となってしまったが、今回の非常事態を受けてクロップ監督は「こうした状況において、フットボールチームの監督の意見が重要だとは考えていないが、サポーターがチームからのコメントも期待していることを私は理解しており、それに応えたいと思う」と前置きした上で、次のメッセージを送っている。
「何よりもまず、我々はお互いを守るために、できる限りのことをするべきだ。それは社会的に、という意味である。人生を通して言えることだが、今の状況下ではこれまで以上に重要な意味を持つことだと考えている。以前も言ったように、フットボールは常に優先事項が低いものの中で、とても重要なものだと思われている。いまフットボールもその試合もさほど重要ではないんだ。もちろん、無観客のスタジアムでプレーしたくないし、試合が延期になるのは好まないけど、そうすることで一人の健康を維持するのに役立つ。サッカーと社会全体、どちらを選ぶかと言われれば、答えは決まっている。比較するまでもないよ」
最後には「どうか身体を大切に。互いに気遣い合っていこう」と締めたクロップ監督。フットボール界全体がネガティブな話題に包まれる中、指揮官は自らの言葉で多くのサポーターにエールを送っている。
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