リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、チェルシー指揮官トーマス・トゥヘルを絶賛している。
27日に行われるリーグカップ決勝戦で、リヴァプールはチェルシーと激突する。チェルシー指揮官に就任して以来チャンピオンズリーグとクラブ・ワールドカップのタイトルをもたらしたトゥヘル監督だが、これまでマインツ、ドルトムントでの指揮を経験。そして現在プレミアリーグに挑戦しており、クロップ監督と似たような指導者キャリアを過ごしてきた。
そんな同胞の指揮官に対し、クロップ監督が『スカイスポーツ』のインタビューで言及。初めての出会いは「(2008年に)マインツを離れて、トーマスがやってきた時だったかな」と振り返っている。
「トーマスはまだU-19のコーチをやっていたんだ。クラブへ入ろうとしていたら彼が出てきた、そんな感じだったと思う。それが最初だね。本人は覚えていないと思うけど、後から思い出せばそれが最初だった」
「マインツのスポーツディレクターであるクリスティアン・ハイデルとは友人なんだ。トーマスの良い話ばかり聞いたよ。彼のことを話すと止まらないんだ。当時からすごい才能の持ち主で、マインツのユースでも素晴らしい仕事をしていたからね」
「その後トップチームの監督に就任して……後は歴史が示すとおりだ。彼のやり方は並外れているよね。優秀なコーチであり、素晴らしい監督なんだ」
また、近年イングランドでもドイツ人監督が活躍していることについて「本当に素敵なこと。数年前はスペインやイタリア、フランスの指導者が世界の各地で監督をしていたが、ドイツ人はいなかったんだ」としつつ、ブンデスリーガが若手を積極的に登用したことが大きな影響を与えたと語っている。
「ブンデスリーガが多くの若い指導者にチャンスを与えるようになった。私も早くから機会を得たけど、20年前だし2部からだったから同じ話ではない。(ユリアン)ナーゲルスマンやトゥヘルだけでなく、(マティアス)ヤイスレや(ドメニコ)テデスコもいる。本当に優秀な人がたくさんいるんだ」
「野心的な若者たちが早くから挑戦し、責任を負っている。最初から成功することはないが、初期の経験は役に立つんだ。早い時期から始めて、多かれ少なかれ影の部分でも経験を積み、間違いを犯すことができる。その恩恵を受けているんだよ」
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