ブラジル戦を経てガーナ戦での勝利を見据える森保一監督。「ボールを動かしながら相手の嫌がるスペースを突ければ」 ｜ 日本代表

7日に開催されたキリンチャレンジカップ2022のブラジル戦で0-1の敗戦を喫した日本は9日、今度はキリンカップサッカー2022でガーナと対戦する。2連勝すればタイトルを獲得できるとあり、森保監督も「タイトルをつかみ取る、サポーターに喜んでいただける結果を得られるよう最善を尽くして戦いたい」と思いを明かした。

日本は先日のブラジル戦で敗戦。FIFAランキング1位の相手に対し、守備では通用する部分を見せたが、攻撃ではもう一歩攻め切るチャンスを作り出すことができなかった。その点を森保監督も認めながら、今後に向けて改善していく必要があると口にした。

「ブラジルのようなレベルの高いチームにアタッキングサードでチャンスが作れなかったのは事実。ただ、トライして相手のプレッシャーをかいくぐりながら向かっていくことができたのは、勇気あることであり、今後のベースとなるビルドアップの手応えをつかめたと思います。これまでの日本ならFW大迫（勇也）が起点となり、そこからゴールに向かう、サイドに展開するなどの形がありましたが、まずはダイレクトにゴールに直結するプレーをやっていけるようにしたい。サイドはシュートまでなかなか行かなかったですが、得点に至るチャンスは作れていた。速い選手を起用することやポストタイプの選手を起用するということではなく、中央で起点を作ること、サイドで攻撃を仕掛けること、チームの共有認識として持てるように働きかけないといけないと思っています」

今回、対戦するガーナに関しては「個々の技術が高く、そして攻撃の部分で非常にゴールに向かうパワフルなプレーができるチーム」と分析。その上で「ブラジル戦からは選手を代えていきたいと思っています。全員ではないですが、スタートから出場機会がない選手にもスタートからプレーしてもらえるようにしていきたい」とメンバー変更の可能性を示唆した。

「準備して、ボールを握り、シュート数を増やせるよう、ボールを動かしながら相手の嫌がるスペースを突ければ」と語った森保監督。ガーナ戦でどういったパフォーマンスを見せるか注目したい。

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