コンゴ民主共和国に生まれ、4歳でイギリス・ロンドンに渡ったグレイディ・ディアンガナ。2010年にウェストハムの下部組織に加入すると、順調に各カテゴリーをステップアップ。2016年に初のプロ契約を結んだ。
そして2018年9月、リーグカップのマクルズフィールド・タウン戦でトップチーム初出場。いきなり2ゴールを奪うなど、鮮烈なデビューを飾った。その後プレミアリーグでも出場機会を得ていたが、シーズン後半戦から出番が激減。2019-20シーズンは当時チャンピオンシップ（英2部）に所属していたウェストブロムへと貸し出されることとなった。
すると、チャンピオンシップでの初出場となった第2節で2ゴールを奪う鮮烈な活躍を披露。以降レギュラーの座を勝ち取り、その才能を開花させた。負傷の影響もあったがシーズン30試合に出場し、8ゴール7アシストを記録。ウェストブロム昇格の立役者となった。2020年夏にはウェストブロムへの完全移籍が決定し、プレミアリーグの舞台でも印象的な活躍を見せている。ビッグクラブも注目する若きウインガーだ。
プレースタイル
左サイドを主戦場とするウインガー。抜群のスピードにキレと意外性のあるドリブルが最大の武器だ。足元でボールを待ち、足裏を巧みに使ったフェイントで相手DFを手玉に取る。狭いエリアでも打開が可能だ。またボディコントロールにも優れ、囲まれた際にも相手を背負いながら前進する。そのプレーのほとんどが足元からの開始であり、ポジショニングやオフザボールの質、フィニッシュ精度など課題は残すものの、将来が楽しみなアタッカーである。
プロフィール・経歴
グレイディ・ディアンガナ／Grady Diangana
1998年4月19日生まれ 180cm 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2018-19 | ウェストハム | 17試合・0得点 |
| 2019-20 | ウェストブロム | 30試合・8得点 |
| 2020-21 | ウェストブロム | 14試合・1得点 |
※成績は国内リーグ（2021年1月1日現在）
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