レアル・マドリードは20日にラ・リーガ第33節、敵地エル・サダールでのオサスナ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、あと勝ち点10獲得すれば優勝を決められる状況でも、気を緩めることができないことを強調。スペインでも有数の熱狂的スタジアムで知られるエル・サダールでの一戦に警戒感を表している。
「自分たちがすでに王者だと感じるか？ そんな感覚が持てるほどの経験はしていない。今、私たちはラ・リーガ優勝に近づけるチャンスを手にしている、といった具合だ。選手たちにはいつもと同じことを伝えている。確かにラ・リーガ優勝に近づいてはいるが、私たちはとても難しいピッチで試合をするんだよ」
アンチェロッティ監督はまた、MFルカ・モドリッチの欠場、FWカリム・ベンゼマの出場を明言している。
「モドリッチは明日、休む選手の一人だ。一方でカリムについて、調子が良い選手は休ませる必要はない。起用を控える意味はないし、ということで出場させるよ」
アンチェロッティ監督は今季、通算4回目のチャンピオンズリーグ優勝、さらには欧州5カ国目のリーグ戦優勝を果たすチャンスを手にしている。
「私はビッグクラブにいられる運を持った。しかし監督はタイトルの獲得数だけで評価されるべきではない。降格を防げる素晴らし過ぎる監督たちもいるんだよ」
PSG戦、チェルシー戦、そしてセビージャ戦と、劇的逆転勝利を繰り返しているレアル・マドリード。アンチェロッティ監督はそれが運であるのかどうかを問われ、こう返した。
「私が運を持っているというならば、それは私がもう一つのクオリティーを持っているということになるね。ナポレオンは質の高い将軍より、運を持った将軍を優先すると言っていたそうだよ」
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