フットボール界の歴史に名を残すピーター・シュマイケルを父に持つカスパー・シュマイケルは、その父が現役時代に所属したマンチェスター・シティのユースでキャリアをスタート。いくつかのクラブで武者修行したのち、2007-08シーズンにはアンドレアス・イサクソンとジョー・ハートの負傷を受け、開幕節のウェストハム戦で10代ながらプレミアリーグの舞台に立った。
さらにシュマイケルは、3試合連続でクリーンシートを記録するなど安定感あるパフォーマンスを披露。開幕からの6試合でわずか2失点という見事な成績を残したが、第7節で3失点を喫したことを受け、正GKの座から陥落した。
その後、出場機会を失ったシュマイケルは、2009年夏にリーグ2(イングランド4部相当)のノッツ・カウンティに移籍。リーグ43試合に出場した後、翌シーズンにリーズ、さらにレスターとチャンピオンシップ(イングランド2部)の中で1シーズン毎に新天地に渡った。
そして、安住の地となったレスターでは、2013-14シーズンにリーグ戦46試合で43失点、「18」のクリーンシートを記録するなど、秀逸のパフォーマンスでプレミアリーグ昇格に貢献。着実にその評判を高めると、2015-16シーズンにはリーグ全試合でレスターのゴールマウスを守り、フットボール史に残る歴史的なプレミアリーグ優勝に大きく貢献した。
この活躍によりレスターのレジェンドの一人となったシュマイケルは、その後も安定したゴールキーピングでフォクシーズのゴールマウスに君臨。父親から授けられた偉大な才能を見事に開花させた。
プレースタイル
父親と同じくゴール前で抜群の存在感を発揮するタイプの守護神だ。大柄なサイズと闘争心を前面に出す姿勢は、ゴールマウスを小さく感じさせるほどの威圧感を誇る。ゴールキーパーに必要な勇気と、一対一の強さはまさに父親譲り。そのほかにも、空中戦やシュートストップ、高いキック力などは大きな武器と言える。20代の頃は凡ミスも少なくなかったが、年齢を重ねるにつれて安定感も大きく増し、隙の少ないGKに成長した。
プロフィール・経歴
カスパー・シュマイケル/Kasper Schmeichel
1986年11月5日生まれ 189cm・89kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2005-06 | ダーリントン | 4試合・0得点 |
2005-06 | バリー | 15試合・0得点 |
2006-07 | バリー | 14試合・0得点 |
2006-07 | ファルカーク | 15試合・0得点 |
2007-08 | マンチェスター・C | 7試合・0得点 |
2007-08 | カーディフ | 14試合・0得点 |
2007-08 | コヴェントリー | 9試合・0得点 |
2008-09 | マンチェスター・C | 1試合・0得点 |
2009-10 | ノッツ・カウンティ | 43試合・0得点 |
2010-11 | リーズ | 37試合・0得点 |
2011-12 | レスター | 46試合・0得点 |
2012-13 | レスター | 46試合・0得点 |
2013-14 | レスター | 46試合・0得点 |
2014-15 | レスター | 24試合・0得点 |
2015-16 | レスター | 38試合・0得点 |
2016-17 | レスター | 30試合・0得点 |
2017-18 | レスター | 33試合・0得点 |
2018-19 | レスター | 38試合・0得点 |
2019-20 | レスター | 38試合・0得点 |
2020-21 | レスター | 10試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月4日現在)
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