ボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドの獲得に全力を注ぐと報じられていたレアル・マドリードだが、ここにきて及び腰になっているという。スペイン『マルカ』が報じている。
パリ・サンジェルマンも獲得する可能性があるようだが、それでもR・マドリードとマンチェスター・シティのどちらかが移籍先になるとされてきたハーランド。しかし『マルカ』によれば、R・マドリードが難色を示し始めているようだ。
その理由の一つとみられるのは、代理人ミノ・ライオラ氏の存在だ。ライオラ氏はハーランドの“競売”のラストスパートをかけており、これまでよりも一層厳しい要求をしている様子。選手年俸としてネットで3000万ユーロ、さらに移籍の報奨金なども求めているようだが、そうした条件はR・マドリード幹部陣にとって「受け入れ難い」ものとのことだ。
R・マドリードは加えて、ハーランドが負傷を繰り返していることも懸念している模様。ノルウェー代表FWは21歳にして合計14回の負傷に苦しんでおり(今季は3回)、R・マドリードは移籍金1億ユーロ以上を投じて獲得しながらも、負傷癖によって常時出場がかなわないMFガレス・ベイル、MFエデン・アザールのようになることを恐れているという。
そのほか、ハーランドがR・マドリードではなく、マンチェスター・シティを選択する可能性も拭えないようだ。今夏、R・マドリードにPSGからFWキリアン・エンバペが加わることは、ハーランドから主役の座を奪う可能性もあるものの、選手本人だけの決断であればスペイン首都クラブを選ぶ可能性が高いとされる。しかしながらライオラ氏が、とりわけ金銭的な理由によってハーランドの父親を説得すれば、行き先がマンチェスターになる可能性も十分にあるようだ。
マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラ監督が直接ハーランドを説得したとされ、さらに高額な年俸を支払うことについても問題には感じていないという。加えて『マルカ』は、シティが実際にハーランドを獲得しても、ボルシア・ドルトムントのように高額な移籍金を設定しない可能性についても指摘。その理由については、ハーランドが将来的にスペインでプレーする夢を叶えられるようにするため、と記している。
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