スクール時代からFC東京でサッカーをしてきたMF橋本拳人はジュニアユース、ユースと過ごし2012年にトップチームへと昇格。プロ1年目は公式戦で出場機会がなく、2年目のシーズン途中に当時J2のロアッソ熊本へとレンタル移籍することとなった。
1年半の武者修行を終え、ボランチやCBで実戦経験を積んだ橋本は、2015シーズンからFC東京に復帰。J1・1stステージ第15節松本山雅戦でJ1初出場、初先発、初得点の初物づくしデビューを飾った。翌年からは徐々に出場機会を増やしていき、ボランチのレギュラーに定着。クラブのレジェンドである石川直宏氏の背番号18を引き継いだ2018シーズンからの成長や活躍は目覚ましく、ボランチとして1本立ちした。そして、2019年の3月に初めてA代表に呼ばれ、ワールドカップ予選などを経験。クラブでも優勝争いをするチームにおいてフルタイム出場を達成した。
そして、FC東京の新たな顔と呼ばれるまでの存在感を放ち、日本代表でもボランチの定位置争いに割って入る実力を身に付けた橋本は、2020シーズンの途中にロシアのロストフへ移籍。海外に渡り、日本の顔と称されるようなボランチとなるか注目だ。
プレースタイル
日本サッカー界が待ち望んでいた大型ボランチの1人だ。180㎝の身長と屈強なフィジカルを生かしたボール奪取力に加え、パスさばきの技術が向上。攻撃の起点としてのパス能力が高まり、攻撃でも守備でも大きな存在感を誇る。
いまは総合力の高いボランチへと変貌を遂げている最中。ここにミドルシュートなど、得点力にさらなる磨きが掛かれば“怖い”ボランチになれること間違いなしだ。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
橋本拳人／Kento HASHIMOTO
1993年8月16日生まれ 182cm・74kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2012 | FC東京 | 0試合・0得点 |
| 2013 | FC東京 | 0試合・0得点 |
| 2013 | ロアッソ熊本 | 21試合・0得点 |
| 2014 | ロアッソ熊本 | 39試合・0得点 |
| 2015 | FC東京 | 13試合・1得点 |
| 2015 | J-22 | 2試合・0得点 |
| 2016 | FC東京 | 28試合・4得点 |
| 2016 | FC東京U-23 | 1試合・0得点 |
| 2017 | FC東京 | 26試合・5得点 |
| 2017 | FC東京U-23 | 2試合・1得点 |
| 2018 | FC東京 | 27試合・1得点 |
| 2019 | FC東京 | 34試合・3得点 |
| 2020 | FC東京 | 4試合・0得点 |
| 2020 | ロストフ | 6試合・2得点 |
※成績は国内リーグ（2020年9月16日現在）
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