バルセロナは、パリ・サンジェルマン（PSG）FWキリアン・エンバペの獲得も考慮しているのかもしれない。フランス『レキップ』が伝えた。
冬の移籍市場でピエール＝エメリク・オーバメヤンらアタッカーを次々に獲得したバルセロナ。補強が功を奏して好調を維持しているが、未だ現行契約が今季で満了するウスマン・デンベレの去就は不透明であり、前線の入れ替わりも予想されている。
以前からドルトムントFWアーリング・ハーランドの獲得に熱心なことは複数メディアで伝えられていたが、状況が変わり始めているのかもしれない。『レキップ』によると、ハーランド獲得のためには、移籍金や代理人手数料、ボーナスなどを含めて総額およそ3億ユーロ（約403億円）が必要になるという。
先日ゴールドマン・サックスから5億2500万ユーロ（約690億円）の融資を受け、『Spotify』と年間7000万ユーロ（約94億円）のスポンサー契約を結んだバルセロナだが、ハーランドの獲得は経済的に難しいことも予想されるようだ。
そのため、PSGとの契約が今季で満了するエンバペを「現実的なオプション」として考慮し始めたと伝えられている。これまでレアル・マドリード移籍が濃厚とも言われてきたフランス代表FWだが、『レキップ』は「どんな選択肢も閉ざしていない」とし、「優先するのはプロジェクトの質」だと指摘。また「バルセロナの可能性を閉ざしていないのは、彼自身がまだ何も決断していない証拠」と、本人は現時点で来季のことは決めていないと伝えた。
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