10日(日本時間11日)に控えるエル・クラシコの予習として、バルセロナを語ってもらうには打ってつけの人物がいる。アルビレックス新潟を率いるアルベルト・プッチ監督だ。
かつてバルサに11年間在籍し、ラ・マシア(育成組織)のスカウトやディレクター、コーチを歴任したスペイン人指揮官が『DAZN』のインタビューで古巣の現状を語ってくれた。
「複雑なシーズンだ。クーマンという新しい監督がやってきて、新しいチームを作らなければならなかった。(退団騒動に揺れた)メッシにモチベーションを取り戻させたり、若手選手を採り入れたり、(負傷した)ファティの穴埋めをしたりと困難なシーズンになった」
ただ、ここにきてリーグ戦19試合無敗と結果を残しているように、チーム状態は上向いている。プッチ監督は続ける。
「いくつかのシステムを試してきた末に、3-5-2という安定をもたらす策を見つけた。ディフェンスが安定し、(セルジーニョ)デストと(ジョルディ)アルバのウイングバックが(攻撃に)深みをもたらしている。シーズンで最も良い時期にクラシコを迎えられる」
一方で、バルサの対戦相手となるレアル・マドリードにもポジティブな印象を抱いているようだ。
「マドリーはいつだって非常に競争力が高い。過去数シーズンのようなベストの状態ではないが、彼らはコンペティションを通じて成長するチームだ。歴史を作ってきたチームであり、ビッグマッチで最大限の力を発揮する。モドリッチやクロースに加え、ベンゼマが好調だ。ゴールを量産している。マドリーの選手たちは200%の力を出さねばならないことを知っている」
その両クラブの激突は「だからこそ見応えのある試合になる」(プッチ監督)。プッチ監督が「世界のフットボールファンにとってのお祭り」と表現するエル・クラシコは今回、われわれにどんな喜びや興奮を提供してくれるだろうか。全世界の視線が注がれる宿命のライバル対決はもうすぐだ。
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年4月4日(日)4:00 ※日本時間
- 解説・実況:小澤一郎、桑原学(敬称略)
- 会場:エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ
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