フランス代表DFウィリアム・サリバは、所属元アーセナルのプレシーズンに参加することを明言した。
10代から大きな注目を集め、2019年にアーセナルへとおよそ2700万ポンドと見られる移籍金で加入したサリバ。しかし、トップチームでの出場はないままレンタルを繰り返すことに。それでも今シーズン、マルセイユで公式戦52試合に出場。リーグアンの年間最優秀若手選手に選出されるなど、輝きを放った。3月にはフランス代表デビューも飾っている。
レンタル先で目覚ましい成長を見せた21歳DFだが、マルセイユ側がレンタル期間の延長を狙うなど、その去就は不透明となっていた。それでも本人は、アーセナルのプレシーズンでアピールすることへ意気込んでいる。『Telefoot』で語った。
「僕はアーセナルの所属で、契約はあと2年間だ。プレシーズンに参加するつもりだよ」
「まだアーセナルの試合に出場したことはない。僕の力を証明したいんだ。サポーターのために、このビッグクラブでプレーする機会を掴みたい。それは自分次第だけどね。いずれにせよ、このまま去るのは残念なことだ」
なおアーセナルのミケル・アルテタ監督は先月、サリバについて以下のように語っている。
「正しい決断を下した。彼は戻ってくる。今は競争のために必要な経験も持っている。もしこんシーズンに残っていても、週に1試合しかないことや競争もあって、マルセイユでの出場機会の半分も得られなかっただろう」
「彼の成長を考えれば、（出場機会がないことは）良いことではない。経験を積むためのプレー時間がなかったから、今季は我々と一緒ではなかったんだ。それだけだよ」
レンタル先で大きな成長を見せたサリバ。来季はアーセナルでその力を証明できるだろうか。
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