アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナ退団会見を行った。
下部組織時代からバルセロナ一筋で、クラブ歴代最多出場（775）や最多ゴール（670）、最多タイトル獲得（35）など偉大な記録を残してきたメッシ。しかし、ラ・リーガのサラリーキャップをクラブがクリアできず、契約更新ならず。今夏での退団が決まっている。
そんなメッシは、8日に本拠地カンプ・ノウで退団会見を行った。登壇直後から涙を流していたレジェンドは「話をできる状態か分からない」としつつ、以下のように思いを語った。
「去年は退団することを確信していた。でも、今年は自分の家で続けることを確信していたんだ。それが僕たちの望みだった。バルセロナでの人生を楽しんでいきたかった」
「今日は別れを告げることになってしまった。13歳でここにやって来て、21年後に妻と3人の子供たちとここを去る。あらゆることをともに経験してきたチームメート、クラブの人々、会ったこともない人々にも感謝したい。僕はいつだって謙虚さと敬意を忘れずにいようとした。この僕の家で、そうしようと努めてきたんだ。クラブに残していくものの一つとして、そのことを覚えておいてくれるとうれしい」
「素晴らしいことも、辛いこともあった。それが僕を成長させた。僕は初めてここにやって来たときから、このクラブ、このユニフォームのためにすべてを捧げた。だから、自分自身で満足している。こうした形で別れを告げられたら良いと思っていたけど、でもピッチで、サポーターと一緒にそうできたらもっと良かった。最後の喝采を感じたかったね」
「でも、これまでに受けてきた愛情に感謝したい。みんなの愛情はいつだって変わらなかったし、このクラブの愛と称賛を感じてきた。いつかこのクラブに戻ってきたい。このクラブが世界最高のクラブであり続けるために貢献していけたらと思う」
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