バルセロナの元スポーツ部門副会長のジョルディ・メストレ氏が、FWリオネル・メッシを取り巻く騒動について見解を示した。カタルーニャのラジオ局『RAC1』のインタビューで語っている。
大きな注目を集めているメッシの退団問題。騒動は泥沼化の様相を呈しており、選手側が契約に盛り込まれていた一方的な契約解消の権利が有効だと主張しているのに対し、クラブ側は適用期間外だとして契約解除金7億ユーロ(約880億円)が支払われなければ退団を容認することはないとの姿勢を示している。
また、ラ・リーガもバルセロナを後押ししており、昨年までバルセロナで仕事に取り組んでいたメストレ氏も以下のような見解を示した。
「メッシが契約解除金を支払うことなく自由になれるとは思わない。一選手と契約を結び、その選手が好きなときに退団できるなど、ナンセンスだよ。契約は全うされるべきだ。それは双方合意の上で結んだものなのだから」
さらに、メッシの契約解除金が有効だと主張する理由として、2017年夏にネイマールがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した例が持ち出されている。
「クラブ側から聞くところによれば、契約解除金は7億ユーロであり、メッシが退団を望むのならばそれを支払わなければいけない。彼らの考えは明確だ。ネイマールが退団したときについても、PSGが彼の契約解除金(2億2200万ユーロ)を支払っている」
報道によれば、メッシはバルセロナに対して退団希望を通達する際にブロファックス(スペインの内容証明郵便)を使用。その判断が、話し合いによる解決の道を困難にしているようだ。
「協定を結ぶには、もう手遅れなところまで来てしまった。弁護士を交えた争いになっているし、そもそもあのブロファックスが大きな騒動を引き起こしてしまった。個人間で話をしたならば、合意だってできただろうにね。私は協定を結んでほしかったし、こうした状況は誰にとっても恩恵にならない」
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