フランクフルトの競技部門を担当するフレディ・ボビッチ執行役員は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で元日本代表MF長谷部誠らとの契約延長の交渉を見合わせることを明かした。クラブ公式サイトが伝えた。
14年に加入以降フランクフルトで公式戦200試合に出場している36歳の長谷部は、昨季のウィンターブレイク中に結んだ契約が約3カ月後に終了する状況。新型コロナウイルスの影響でブンデスリーガが中断する中、通常であればこの時点で今夏以降の去就が明らかになってくるはずだが、いまだその状況が開示されていない。
フランクフルトは選手2名の感染が確認されたことからチーム及びスタッフが14日間の自宅隔離となっている中、公式ウェブサイトでクラブの経営状況などをボビッチ氏が説明。長谷部ら今夏で契約が満了となる選手たちとの交渉についても触れている。
「すでにたくさんの話し合いをしていたが、今後にあたって、まずはあらゆるシナリオを考える必要がある。新たな費目などは確実に保留となるが、以前から計画していた話も先送りとしなければならない。誰もこの夏のマーケットへの影響を把握できないため、我々としても非常に慎重にしないといけないんだ。再びサッカーをプレーすることが可能になるという前提だが、異例となる夏を迎えることになるのは確かだ。サッカーが再開できないのならば、移籍などに関して語る必要はない」
今夏の移籍市場の状況が見えてくるまで選手たちの去就を進めるわけにはいかないとしたボビッチ氏。新型コロナウイルスの影響で次の移籍市場も大きく雰囲気が変わってきそうだ。
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