スペインの大物スポーツジャーナリストであるサンティアゴ・セグロラ氏が、マジョルカに所属する日本代表MF久保建英について語った。
レアル・マドリードからのレンタルで昨年夏にマジョルカに加わった久保。2019-20シーズンはラ・リーガ25試合3ゴール3アシストを記録しており、13日に行われた第28節バルセロナ戦でもフル出場を果たした。
試合は4-0でバルセロナの勝利に終わったが、久保は右サイドから積極的に仕掛けるなど印象的なプレーを披露。試合後、セグロラ氏は久保がかつてバルセロナの育成組織に在籍していたという経歴を踏まえ、こう語っている。
「バルセロナのサポーターは、彼を見て少し痛みを感じているだろう。バルセロナの下部組織で育った若者が、現在レアル・マドリードからのレンタル移籍によってマジョルカでプレーしているわけだからね」
「一つ言わなければならないことは、(先制点の場面で)デ・ヨングからあのポジションでボールを奪われたのは、非難されてもいいことだろう。だが、その後のリアクションは、まさに強い意志を有する選手のものだったし、彼こそがマジョルカを立ち上がらせて、チームを楽にさせることができた。彼はバルセロナに相当な問題を生じさせている」
また、バルセロナDFサム・アラウホの対面からカットインして左足でシュートを放ったシーンについても触れた。
「あの場面で久保はシュートまで持ち込んだわけだが、それはアラウホのせいでもある。アラウホは生粋のセンターバックで、素晴らしい才能があるが、ヘディングによるクリアが得意である代わりに柔軟性がない。久保がそれをさらけ出したわけだが、テア・シュテーゲンのセーブも素晴らしかった」
「私はタケに惚れ込んでいるよ。小さく見え、顔もあどけなくて、おそらく外見的には相手を怖らがせるわけではない。しかしフットボールをプレーしている彼は、本当に相手を恐怖に陥れられる選手だ」
とはいえ、久保の輝かしい将来に期待する一方で過度な扱いは危険だと考えているようだ。
「素晴らしい素材を持っているし、聞くところによればとても聡明でもあるという。突破力や繊細なボールタッチ、左足での見事なシュートと、偉大な選手たちが有する能力をもれなく持っているし、これから極上の存在となるだろう」
「だが落ち着き払って見守らなければならない。私たちは簡単にスター選手をつくり上げられるのだから。例えば、バルセロナの若手アンス・ファティについてもそうだ。キケ・セティエンは若手を積極的に使う考えだったが、現在の彼には出場の可能性がないように思えるからね」
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