バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、FWウスマン・デンベレに契約を延長させるため、積極的に働きかけているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
デンベレは先に行われたチャンピオンズリーグのベンフィカ戦で、途中出場によって負傷から復帰。右サイドに位置すると、その鋭いドリブルによって何度もチャンスを創出した。バルセロナに指揮官として帰還したチャビ監督は入団会見で、デンベレについて「彼は自分のポジションで世界一になれる」と話していたが、このベンフィカ戦後にもフランス代表FWの重要性を強調。今季限りで切れる契約の延長についても触れていた。
「彼は試合の流れを変えてしまった。ドリブル突破を見せ、相手に恐怖を植え付けたんだ。彼がピッチにいれば、いつだって何かが起きる。違いを生み出す、というやつだよ」
「さて、彼と契約を延長できるか見てみよう。私にとっては絶対的な選手だからね。彼がここで心地よく、幸せに過ごせるようにしないといけない。彼と話をしているが、ここで満足しているようだ」
ジョアン・ラポルタ会長からチーム強化関係の権限も与えられているチャビ監督は、以上の発言の通りにデンベレと何度も話し合い、バルセロナに残って欲しいとの願望を口している模様。これに対してデンベレは、残留を望んでいるような素振りを見せているとのことだ。
ただしチャビ監督とクラブの経営陣は、デンベレの代理人が契約延長を早急にまとめる考えがなく、できる限り時間を使おうとしていることも把握している様子。もし契約延長が年内にまとまらない場合、デンベレとその代理人は他クラブとの交渉が可能となる。いずれにしてもチャビ監督は、たとえデンベレとの契約延長がまとまらなくても、経営陣が現RBライプツィヒMFイライクス・モリバに対して行ったように、試合に招集せずプレッシャーをかけるといった行為は考えていないようだ。
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