レアル・マドリードは12月1日にラ・リーガ第9節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、同リーグ最小失点(10点)を誇るアスレティックに対する警戒感を表している。
「彼らはわずかなゴールしか許していない。それは守備面で素晴らしい仕事を成し遂げているからだ。マルセリーノはこれまで率いてきたすべてのチームで見事な守備を構築してきたし、そのアイデンティティーははっきりとしている。前節セビージャ戦とそこまで変わらない厳しい試合になるだろうね。彼らの攻撃は縦に速く、そのために攻守の安定が取れている。つまりは、とても安定したチームということだ」
2-1で勝利した前試合セビージャ戦では、DFダヴィド・アラバのMFルーカス・オカンポスに対するファウルが取られず、PKを与えられなかったとセビージャ側が憤りを露わにしていた。しかしアンチェロッティ監督は、PKではなかったことをす主張している。
「セビージャは怒ってもいいだろうが、しかしシーズンが始まる際に私たちは伝えられていたはずだ。ペナルティート(スペイン語におけるペナルティーの縮小辞。転じてPKを指示するには微妙なプレーのこと)では笛を吹かないとね。私はそれに同意するよ。PKは明らかでないといけないし、ペナルティートで笛を吹いてはいけない」
アンチェロッティ監督はその一方で、DFセルヒオ・ラモスとDFラファエル・ヴァランの後釜CBコンビとして、見事なパフォーマンスを見せているアラバ&DFエデル・ミリトンについても言及した。
「ミリトンとアラバはそれぞれのクオリティーで補完し合っている。ミリトンはフィジカル的なクオリティーが素晴らしく、アラバは戦術的に4バックにより慣れ親しんでいる。それとナチョの存在についても触れておきたい。彼はそこまでプレーしていないものの、あの2人と同じレベルにあるよ」
またセビージャ戦の超絶ミドルで、選手としての格をさらに上げたように見えるFWヴィニシウス・ジュニオールについては、その謙虚さを強調した。
「彼はチーム内における自分の立ち位置を理解している。率直に言わせてもらうが、彼は自分がスターとは感じていないし、本当に謙虚であり続けている。それも彼という選手の素晴らしいクオリティーの一つだね。彼は自分の周りに経験豊富な、凄まじく意思が強い選手たちがいることを理解している。自分の立ち位置を理解していることは、彼の助けになるだろう」に
ここ10日間にわたりチームの活動から離脱にしていたMFエデン・アザールについては、胃腸炎を患っていたようだ。
「筋肉系の負傷ではなく胃腸炎だった。コンデイションが整わなかったロドリゴもそうだったように、かなり辛い思いをしていたね。アザールが欠場していた理由はそれだけだよ」
なおアンチェロッティ監督の会見後には招集メンバーが発表され、負傷しているMFガレス・ベイル以外の全選手が招集された。
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