【注目選手】ロシアに渡ったボールハンター、齊藤未月 ｜ ルビン・カザン ｜ ロシアリーグ

東京五輪代表候補の一人である湘南ベルマーレのMF齊藤未月は、166cmと小兵ながらJリーグ屈指の守備的ボランチに成長している。

小学生年代から湘南の下部組織で育った齊藤は、2015年にトップチームに2種登録されると2016年に17歳で正式にプロ契約。同年9月には公式戦初得点を決めてみせた。

その後、18歳で迎えた2017シーズンにレギュラーに定着。翌2018シーズンにはJリーグYBCルヴァンカップ制覇にも貢献した。また、各年代別代表に名を連ね、2019年に行われたU-20ワールドカップ（W杯）ではベスト16進出入りを果たしたチームを主将として牽引した。

2020シーズンはチームの主軸としてプレー。ボランチから一個前のポジションで攻撃性を磨き、特徴でもボール奪取に加え、攻撃でも違いを見せられるようになった。そして、シーズンオフにはロシアリーグのルビン・カザンへの移籍が決定。欧州でどんなプレーヤーに成長するか。今から楽しみだ。

プレースタイル

ボランチを本職とする齊藤は、無尽蔵のスタミナをベースにピッチの広大な範囲をカバーし、素早くボールを狩り取る能力に優れる。純粋なパワーという面ではそれほど恵まれていないが、トレーニングへの熱心な姿勢を感じさせる体幹の強さとしなやかな身のこなしで対面の相手に突破を許さない。

また、攻撃面での貢献度も高く、カウンターを武器とする湘南ではボール奪取後にダイナミックに駆け上がり、そのままチャンスにつなげることも。今後の成長次第だが、日本を代表する守備的MFになることができるか注目だ。

動画：プレー＆ゴール集

プロフィール・経歴

齊藤未月／Mitsuki SAITO
1999年1月10日生まれ 166cm・66kg 利き足：右

※成績は国内リーグ（2020年12月26日現在）