アトレティコ・デ・マドリードは11日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16（決勝トーナメント1回戦）第2戦で昨季の欧州王者リヴァプールと対戦する。第1戦を1-0で勝利して敵地に乗り込むディエゴ・シメオネ監督は、リヴァプールへの警戒を強める一方で、無観客試合の可能性が噂されることに「それはリヴァプールにとってフェアじゃない」と同条件での試合を望んでいることを明かした。
本拠地エスタディオ・メトロポリターノでの第1戦を1-0で勝利したアトレティコは、敵地アンフィールドでの第2戦を迎える。この試合の前に行われた会見でシメオネ監督は、「我々は、ここ数年にわたり一監督のもとで主役の座を手にし、いくつものプレーアイデアを持つチームと対戦する。彼らと対戦するには大きな努力が必要だ。経験は役立つが、ときに同じ失敗だって繰り返してしまうものだからね」とリヴァプールを警戒。加えて、ユルゲン・クロップ監督がアトレティコを「決して諦めないチーム」と形容したことについて言及し、自身の見解を示した。
「それは我々がここ数年、高いレベルで競争してきたためだ。明日の試合は極めて要求が厳しいものになるし、どんな試合を演じたいかをしっかり解釈する必要がある。どこで打撃を与えられるかをしっかり考えれば、彼らに打撃を与えることが可能になるはずだ」
またシメオネ監督は、この試合が新型コロナウイルスの影響で無観客試合になることも噂されていたが「それはリヴァプールにとってフェアじゃない」と語り、公平に戦いたいと自身の思いを明かしている。
「観客なしで試合をする可能性を噂で聞いた。観客がいる中で対戦できたらいい。私たちは観客とともにプレーしたいし、リヴァプールにとってフェアじゃない。リヴァプールにとって、彼らのサポーターはとても重要な存在だからね」
シメオネ監督を擁するアトレティコとリヴァプールが対戦するCLラウンド16第2戦は、日本時間12日5時からDAZN（ダゾーン）でライブ配信される予定だ。
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