リヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、30年ぶりの優勝決定の瞬間が無観客になる可能性があることに言及し、「彼らのことを思うと本当にがっかりだ」とサポーターの心を気遣った。イギリス『skysports』が伝えた。
今季、開幕から第27節まで無敗を維持するなど、圧倒的な強さを誇っているリヴァプールは、ここまで第29節を消化した時点で2位のマンチェスター・シティに勝ち点差「25」をつけてプレミアリーグの首位を独走。30年ぶりの優勝も目前に迫っており、次節にマンチェスター・Cが敗れ、リヴァプールが勝利することになれば、ついにプレミアリーグの制覇を成し遂げられることになる。
ただ現在、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響がイギリス国内に波及。日増しに感染者が増加していることを踏まえ、プレミアリーグは第30節から3週間にわたり延期を決定。4月4日再開予定ではあるが、事態がさらに悪化すれば、さらなる延期や無観客試合、シーズン終了の可能性も秘めている。
今後の試合開催が不透明な中、『skysports』はファン・ダイクがオランダ紙に対して語ったコメントを引用。サポーターと共にリーグ優勝を喜びたいという思いを明かした。
「仮に空っぽのスタジアム、そこにファンがいない状況でタイトルを勝ち取ることになれば、彼らのことを思うと本当にがっかりだ。もちろん、アンフィールドにファンがいなければその影響は小さくはないし、誰だってファンがいない状況でプレーしたいなんて思わないはずだ。これから今後の決断が下されるまで、この状況に対処しなければいけない。でも、仮に無観客のような状況になったとしても、僕たちはファンにタイトルを届けるために戦うよ」
欧州5大リーグが完全にストップしている中、プレミアリーグはどういう決断をするのだろうか。
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