5年前を彷彿とさせる苦しい初戦となった。FIFAワールドカップカタール2022 アジア最終予選の初戦・オマーン戦に臨んだ日本は、試合終盤の失点により敗戦を喫した。
前回のロシアワールドカップ最終予選の初戦UAE戦では逆転負けを喫し、苦しい予選の戦いを強いられた日本代表。同じ轍を踏むまいと、日本代表の選手たちもこの初戦の重要性を強調し、各々勝ち点3獲得を必達目標に据えていたが、残念ながら勝利ならず。さらに結果のみならず、内容も決して芳しくなかった。
オマーンはこの試合のために約1ヶ月に及ぶ欧州合宿を敢行し、直近の日本戦もすべて研究。コンディションも含め、万全を期して試合に臨んできた。さらに「日本を驚かせよう」とブランコ・イバンコビッチ監督が携えた秘策ハイプレスが功を奏し、日本に対して初勝利。歴史的な1勝をあげた。一方、日本は攻守ともに良さを出せずじまいだった。オマーンが前半からしっかり中央の守備を固めてくると、日本はサイドからボールを運ぶものの、最後のところで攻めあぐねた。
サイドでは酒井宏樹、長友佑都を起点にしながら攻撃の機会を伺っていたが、イージーなミスも少なくなく相手を崩しきれず逆に攻め込まれるシーンも。試合後のインタビューで森保一監督は「サイドから攻撃を仕掛けるとともに、そこでまずはゴールに向かっていく。相手の守備を崩せるように、横から楔を、そして縦パスを入れていく。これまでやってきたことを出しながら試合を進めていこうとしたが、サイドから中央へのパスや、サイドを崩し切ることが至らなかった」と攻撃が上手く機能しなかったことを認めた。
後半はサイドバックがより少し高い位置で持てるように臨んだが、得点はそれでも奪うことができなかった。森保監督は「サイドで起点はできていたので、揺さぶりをかけながら相手の重心を剥がして、攻撃を仕掛けるという部分で、試合の中では徐々に修正していけた部分もあった」と話しつつも「もう少しクロスからゴールに向かっていけるチャンスが作れれば良かった」と修正点を認めた。
次戦、日本は7日に中国とドーハ(カタール)で試合を行う。中国は、オマーン同様すでに2週間ほど前から現地入りし強化を進めており、この試合もじっくりと振り返り、日本の課題を突いてくることだろう。万全な準備を進める相手に対し、与えられた時間が少ない日本は課題修正が早急に迫られている。
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日本代表のホームでは、地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信。なお、DAZNでは2チャンネル同時ライブ配信が行われる。
2021年9月7日(火)中国 vs 日本
メインチャンネルの解説を中村憲剛氏、ゲストには再び岡田武史氏が登場。裏チャンネルでは『やべっちスタジアム』でメインパーソナリティを務める矢部浩之氏(ナインティナイン)、『内田篤人の FOOTBALL TIME』でMCを務める内田篤人氏のコンビによる『やべっち・内田の裏チャンネル』が配信される。
開催日 | 試合 | 配信・放送予定 | |
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MD1 | 2021年9月2日(木) | 日本 vs オマーン | DAZN テレビ朝日 |
MD2 | 2021年9月7日(火) | 中国 vs 日本 | DAZN |
MD3 | 2021年10月7日(木) | サウジアラビア vs 日本 | DAZN |
MD4 | 2021年10月12日(火) | 日本 vs オーストラリア | DAZN テレビ朝日 |
MD5 | 2021年11月11日(木) | ベトナム vs 日本 | DAZN |
MD6 | 2021年11月16日(火) | オマーン vs 日本 | DAZN |
MD7 | 2022年1月27日(木) | 日本 vs 中国 | DAZN テレビ朝日 |
MD8 | 2022年2月1日(火) | 日本 vs サウジアラビア | DAZN テレビ朝日 |
MD9 | 2022年3月24日(木) | オーストラリア vs 日本 | DAZN |
MD10 | 2022年3月29日(火) | 日本 vs ベトナム | DAZN テレビ朝日 |
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