ビジャレアルのウナイ・エメリ監督が、日本代表MF久保建英についてスペイン『メディテラネオ』紙のインタビューで語っている。
久保は今夏、レアル・マドリードからレンタルでビジャレアルへと加入。だが、ここまではリーグ戦で一度も先発がなく、プレー時間は55分にとどまっている。この状況に所属元のレアル・マドリードも当惑していると伝えられるが、エメリ監督は久保についてプランを持っているようだ。
「まず、話をするべきはチームについてだ。その後に個人面が存在する。私は彼と会話を交わしているし、彼の成熟ぶりやポジティブな人柄だって理解しているよ。日本で、彼は開花期のスターとして扱われており、外部からは本当に溺愛されている。それはなぜか？ 彼がトップレベルのステータスを獲得できる初の日本人になれるからだ。しかし内部では彼を導き、チームのために働かせる必要がある。まあ、彼は素晴らしいプロフェッショナルだよ。休みの日も一人で練習に励んでいるし、私たちは各練習・試合で彼個人のための映像を作成して見せている。私が『この選手がいればチャンピオンズリーグに行ける』と言ったことは一度たりともない。チャンピオンズにはチームとともに行くものだ」
また、多くのビッグクラブで指揮してきたエメリ監督は、久保とトップレベルの選手の比較を求められ、ダビド・シルバ（レアル・ソシエダ）の名前を挙げている。
「シルバに似ている。私は22歳だった彼を指導したが、彼はもうすでに成熟を果たしていた。エイバル、セルタへのレンタル移籍を経験して、バレンシアに戻ってきたのだからね。シルバは左利きで、11番というより7番（右サイドハーフや右インサイドハーフ）のプレーをしていた。彼の利き足は左足で、いつもそちらでプレーしようとしていたよ」
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